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令和3年第4回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2021-12-06
令和3年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-12-06

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  1. 石岡市議会 2021-12-06
    令和3年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2021-12-06


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和3年12月6日(月曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は20名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 議案第117号 2 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、議案第117号・令和3年度石岡市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。  市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 3 ◯市長(谷島洋司君) 本日ここに提案いたしました議案について、概要をご説明申し上げます。  議案第117号・令和3年度石岡市一般会計補正予算(第8号)、今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費を基本的な考え方として予算の計上をいたしたものでございます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億9,337万円を追加しまして、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ342億3,757万円とするものでございます。財源といたしましては、国庫支出金及び諸収入を増額するものでございます。  補正予算の概要につきましては、第1表の歳入歳出予算補正のとおりでございます。  補正事項の主な内容を申し上げます。  最初に、民生費の職員等人件費30万2,000円でございます。子育て世帯臨時特別給付金を支給するために必要となる職員手当等を計上するものでございます。  次に、同じく民生費の子育て世帯臨時特別給付金給付事業4億9,306万8,000円でございます。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、子育て世帯への臨時特別給付金を支給するための経費を計上するものでございます。  以上が提出いたしました議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 4 ◯議長(菱沼和幸君) 以上で説明は終わりました。             ──────────────────────
     日程第2 一般質問 5 ◯議長(菱沼和幸君) 次に、日程第2、一般質問。これより市政一般に関する質問を行います。  初めに、12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 6 ◯12番(小松豊正君) おはようございます。12番・日本共産党の小松豊正です。  通告に従いまして、一問一答方式で一般質問を行います。  質問項目の第1は、予想される第6波の新型コロナウイルス感染症対策についてであります。  WHO・世界保健機構は11月26日、南アフリカなどで確認された新たな変異株をオミクロン株と命名し、世界的な警戒対象となりました。日本人の感染も確認されました。今朝の新聞によりますと、可能な自治体からワクチンの3回目接種を前倒しへと政府関係者が明言したことが報じられております。まず、市の執行部の現状認識と3回目のワクチン接種計画、12歳未満児童へのワクチン接種計画について、基本点をお伺いいたします。 7 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 8 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、現状認識でございますが、現在ワクチン接種も進み、県内の接種率が90%を超える状況でございますが、ワクチンを2回接種された方が感染するブレークスルー感染や変異種株の発生などもございますので、感染拡大防止及び重症化予防の観点からも追加接種が必要になるものと認識してございます。 9 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 10 ◯12番(小松豊正君) テレビ、ラジオでも報じられておりますけれども、ある専門家の意見として、オミクロン株に対して現在のワクチンは効果があると。3回目の接種を医療関係者に行い、重症化リスクの高い高齢者などにも接種していくことが必要と思われるというような専門家の解説もございます。  それで、私は次に聞きたいのは、これまでも、実際に感染しているけれども、ワクチンを接種しているので症状に遭われない方がいらっしゃると。その方からさらに感染が広がる事態も心配されていると。これはオミクロンの前の段階ですね、現在において。したがって、いつでもどこでも無料でPCR検査を実施することが大事になっていると私は考えるわけであります。感染者が出ていない一定の収束を見ている、この時期だからこそ、PCR検査の無料化を石岡市としても実施すべきだと思います。現在の65歳以上3,000円というんじゃなくて、やっぱり希望者には無料でやるというのが今のタイミングじゃないかと思いますけれども、このことについてどうお考えか、お伺いいたします。 11 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 12 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。PCR検査につきましては、国が第6波対策といたしまして、感染拡大時に都道府県知事が、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、感染に不安を感じる無症状者に対し検査を受けることを要請した場合、無料でPCR検査を行うとの見解が示され、その検査費用につきまして12月の臨時国会に計上されるところでございます。当市といたしましては、予算成立の動向、国や県の具体的な対策の把握に努め、PCR検査体制を含む感染防止対策を図ってまいりたいと考えております。 13 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 14 ◯12番(小松豊正君) 今PCR検査のことにつきましては答弁がありましたけれども、実際に市内でPCR検査を受けるとなるとどうなるのかということを考えるわけであります。市内医療機関でPCR検査をしている病院数はどうなっているのか。また、1日当たりのPCR検査能力はどうなのか。この点についてお伺いいたします。 15 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 16 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、市内のPCR検査ができる医療機関でございますけれども、令和3年11月11日現在で公表可能としている市内の医療機関数は8か所でございます。こちらの実際の実施検査件数については公表されておりません。  以上でございます。 17 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 18 ◯12番(小松豊正君) いつでも具体的になると、非常に情報が市民に知らされていないと思います。そこで、全県的にはどうかということを申し上げたいと思いますけれども、1日当たりのPCR計算能力は、県議会における答弁では、12月3日の保健福祉医療委員会、ここで発表されているわけですけれども、1日当たりの検査能力を5,500件から1万1,000件に引き上げたと報告しているわけです。1万1,000件の内訳は、県衛生研究所などの公的機関が550件、民間検査機関が5,450件、複数人の検体を一度に調べるプール検査が5,000件と報告されております。こういうふうに全県的な数は報告されているのだけれども、具体的に石岡では実際にどうなるのかと、こういうふうに聞いているわけですけれども、分からないのですか。もう一度聞きます。 19 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 20 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 当市で把握しているのは、先ほど申し上げました公表されているPCR検査ができる医療機関でございます。  以上でございます。 21 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 22 ◯12番(小松豊正君) こういう具体的になると公表されていないということになってしまうのですけれども、これは能力がどれくらいあるのかということを市民がやっぱり知って、8か所でやっていると1日はどうなんだと、当然そこまでやっぱり情報が知らされていいわけなので、これはやはり公表されていないから分からないというのは、非常にやっぱり今の行政の問題点だということを指摘したいと思います。全県では発表されているわけですから。これは非常に私も市民から聞かれるんですよ。もっと全体として安心して暮らすためには、もう少し必要なところまで公表したほうがいいんじゃないかと。私はそこだと思うのです。そのことをこの場所では指摘をしていきたいと思います。  次に、11月段階で県は、これまで日本共産党の県議団などが強く要請していたわけですけれども、自宅療養者という言葉がありますよね。自宅療養者。自宅療養していても、非常に激しい段階では、医者にも診てもらえずに亡くなったという非常に悲惨な例もあるわけであります。それで県は、自宅療養者、どうなっているんだと、石岡でどうなっているんだと、これを、分からないということでありましたけれども、私どもの努力もありまして、11月段階では自治体は自宅療養者の情報開示を行うことになりましたね。どのような情報提供が行われるのか、石岡市に対しては。石岡市は、これに対して確認書を取り交わして情報開示を求めておりますよね。この点をまず確認、答弁してください。 23 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 24 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。自宅療養者の情報開示につきましては、当市は令和3年11月17日付で、茨城県と新型コロナウイルス感染症と診断され自宅で療養されている患者に関する個人情報の提供及び保護に関する覚書を締結し、石岡市内の自宅療養者の個人情報について県から情報をいただけることとなりました。覚書に基づき共有する情報としましては、自宅療養者の住所、氏名、連絡先、発症日、療養終了予定日等となってございます。  以上でございます。 25 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 26 ◯12番(小松豊正君) それで、今言われたことが県から、確認書を取り交わした希望する自治体に対しては情報開示をするということになりました。これは、県と覚書を締結させたのは23市町村です。そのように答弁されております。それで、実際にこれまでどういうことが県から自宅療養者にやられているのか。市がそういう情報提供を受けて、今度は市の段階で、石岡市では住所、氏名、連絡先、全部情報開示されるわけですね。分かるわけですね、市が。市がそれを、情報を得ることができることになりまして、これは現在もう既にやられているのですか。そして、石岡としてはどのような支援を行うことができますか。そのことをお伺いいたします。 27 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 28 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。自宅療養者の対応ですけれども、これまでは県が一括して食料や日用品の支援を行ってきたところでございます。今回、個人情報の情報提供を県からいただけるということになりましたので、当市といたしましては、新型コロナウイルスに感染し自宅療養となり、自力または家族等から食料の支援が得られない方について、安心して療養に専念していただけるよう、社会福祉協議会と連携いたしまして食料等の配送、こちらに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 29 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 30 ◯12番(小松豊正君) 食料支援ですが、これは当然ですよね。同時に、我が党の江尻加那県会議員への答弁では、医療機関による電話診療だと、薬剤師会の協力の下に処方箋を受けた薬局が療養者に迅速に届けることが可能な対策を取ると。こういう、薬をやはり的確に渡るように県はやっていくんだということがございましたので、ここで私は発言をして、そういう食料支援も含めた、本当に石岡市の方が一番よく自宅療養になった方の情報は知っているわけですから、そういう的確な援助を行うように求めたいと思います。  現在は、自宅療養者が現在いるのかどうかという点で、県内医療者は、これは今ないという報道されていますけど、これは石岡では今はないということでいいんですか。そこはどうなっているのかお伺いします。 31 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 32 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 自宅療養者の情報の共有でございますけれども、基本的に食料支援につきましては、まず自宅療養者から市のほうにご連絡をいただいた状況で、必要に応じて県との情報共有をしていくような形でございます。そういった形で、今のところそういう申請もございませんので、情報共有も、今のところ情報を県からいただくような状況ではございませんので、自宅療養者の状況は把握してございません。  以上でございます。 33 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 34 ◯12番(小松豊正君) これからいわゆる第6波と言われることもございますので、ひとつよろしく県と協力して、そういう関係者に本当によく様々な点が行き届くようにお願いしたいと思います。  次に(4)ですけれども、コロナが長く続きまして、石岡市の地域経済、中小業者、非常にやっぱり困難を来してきたわけであります。同時に石岡としては、いろいろ聞きますと、やはり非常に大きな収入源であった石岡のおまつりもなくなったと。ここでいろいろ収入があって年間何とかなっていたのが、そこがないので、非常にこれは重大な打撃を被っているというのが実態であります。  そこで、市としての経済対策の現状とこれからの施策についてお伺いいたします。 35 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 36 ◯経済部長(塩畑浩行君) 市としての経済対策の現状とこれからの施策についてご答弁申し上げます。市としての経済対策の現状といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け落ち込んでいる地域経済を守り、市内事業者の事業継続を支援する市独自の経済対策として、令和3年度はプレミアム付商品券発行事業キャッシュレス決済ポイント還元事業新型コロナウイルス関連融資応援給付金いばらきアマビエちゃん登録促進給付金、中小企業事業継続応援貸付金、営業時間短縮要請等関連事業者応援給付金の6事業に取り組んでおります。現在国の緊急事態宣言が解除され、飲食店の時短営業要請もなくなっておりますが、まだまだ客足は厳しい現状であることから、今後も市内事業者の事業継続を市として支えていかなければならないと認識しております。  これからの施策につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、接触機会が減少するキャッシュレス社会の構築を促進するとともに、市内における消費喚起と地域経済の活性化を図るため、キャッシュレスの利用者に対しまして市独自のプレミアムポイントを付与するキャッシュレス決済ポイント還元事業を来年1月に実施する予定でおります。なお、この事業につきましては9月に実施しており、市内事業者とキャッシュレス利用者から大変好評であったと聞いております。前回は国の緊急事態宣言が茨城県に発令されたため、飲食店が営業自粛を余儀なくされましたが、今回は飲食店を含めた市内における消費喚起が期待されるところでございます。  今後も国の動向を見据えながら、事業者からの声を聞き、市独自の経済支援策を講じていくことで経済活動を支えてまいりたいと考えております。  以上でございます。 37 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 38 ◯12番(小松豊正君) いろいろお店を回ってお聞きしますけれども、市独自の経済対策も、かなり石岡商工会議所の方々の努力とも相まって積極的にやられて助かったという声も聞いております。  ただ、こういう質問もあるんですね。つまり、本当に今まで全く仕事がなくて、県の一時金20万円、これを2か月1回ずっとやってこられてそれを受けているのだけれども、今回石岡でも県の一時金を受けた方にはさらに20万円を追加する経済対策があるようだと。しかし、それは市県民税を完納している人でないと駄目だということになっているわけですよね、文書を読みますと。それで、この方が言うのは、市県民税まで払えなくて困っているということもあるから、市県民税を完納にしなければ絶対に対象にならないというのではなくて、そこでやっぱり一定の猶予とか話し合う期間とか余裕とか、そういうことを付け加えてもらえないかというのも何件か私は聞いているのだけれども、この辺はいかがお考えでしょうか。 39 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 40 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。原則といたしまして、基本的には市税等の納税が完納している方を対象としているところでございます。コロナ後の市税等につきましては、所管課との調整で、猶予でありますとかそういった部分の対応等を場合によっては行うことと認識しております。  以上でございます。 41 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 42 ◯12番(小松豊正君) これは市の税金を使うから、そういうことも非常に大事なことなのですけれども、よくここに話合い、または様々な援助をしていただいて、多くの方がせっかくの市のこういう独自の対策を活用できるようにお願いしたいと思います。  次に、(5)ですけれども、地方創生臨時交付金と財政調整基金の活用についてお伺いをいたします。 43 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 44 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。石岡市では総額13億7,076万6,000円の交付金の内示を受けまして、これまでの補正予算等により予算化し、感染症対策への対応を図ってきたところでございます。そのうち、令和2年度分の財源として9億8,463万7,000円を活用し、令和3年度分では3億8,612万9,000円を活用しております。  本年度の事業につきましては、4つの柱、感染拡大防止と医療提供体制の整備及び治療薬の開発、雇用の維持と事業の継続、次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復、強靱な経済構造の構築のいずれかに該当する国庫補助事業等や地方単独事業を対象としてございます。感染拡大の防止として、オゾン発生装置つき空気清浄機や検温認証リーダー、予備救急車や自動心肺蘇生機の配備などを実施しております。雇用の維持と事業の継続の分野として、医療機関等従事者、障害者福祉施設、高齢者福祉施設、保育施設従事者への商品券配布事業や新型コロナウイルス関連融資応援給付金、指定管理者施設運営安定化支援金などを実施しております。経済活動の回復、強靱な経済構造の構築では、キャッシュレス決済ポイント付与事業やプレミアム商品券発行事業などを実施しております。令和3年度全体といたしましては交付金3億8,612万9,000円を活用いたしまして、総額で6億14万円を予算として計上して対応しているところでございます。  以上です。 45 ◯議長(菱沼和幸君) 財務部長・門脇君。 46 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。令和2年度における新型コロナウイルス感染症対策事業の財源といたしましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主に充当いたしまして、一般財源部分につきましては令和元年度からの繰越金を充当してございます。そのため、対策事業の財源として財政調整基金は繰入れをしてございません。また、一般会計の全体といたしましても、結果として繰入れを行ってございません。  令和3年度につきましては、一般会計当初予算における一般財源不足額に対応するため計上したほか、補正予算(第2号)で計上いたしました対策事業の財源といたしまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のほか、財政調整基金繰入金1億1,857万5,000円を充当したところでございます。なお、補正予算(第6号)におきまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6,328万4,000円を追加計上いたしましたので、財源調整の結果、財政調整基金の繰入金を958万4,000円減額させていただいてございます。この結果、対策事業の財源として計上いたしました財政調整基金繰入金につきましては、今期提案してございます補正予算(第8号)までの繰入総額7億3,057万1,000円のうち、1億899万1,000円を財源として対応してございます。  以上です。 47 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 48 ◯12番(小松豊正君) かなり詳細に答弁をいただきました。また、ペーパーでも資料請求して頂いたのですけれども、そこで1つだけお聞きしたいことがありまして、まとめとして、今言われましたように、令和3年度のことにつきましては26事業で6億14万円という事業だということになっているわけですけれども、その中で地方創生臨時交付金充当額が3億8,612万9,000円と書いてあるんですけれども、もう一度、この差額の2億1,401万1,000円というのはどういうふうにしているのか、お答えいただきたいのですけど。 49 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 50 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。予算の実施計画上では6億という金額でございますけれども、実際その事業が執行されまして、例えば契約差金が出ていたり、あと、見込みよりも執行率が行かなかったりという場合に当然金額の調整が必要になってきます。ということで、交付金額を上回る予算を設定いたしまして、そういったことに、交付金額を下回るようなことがないように多めに予算をつけているということでございます。  以上です。 51 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 52 ◯12番(小松豊正君) そういうことだろうなと私も考えたところであります。この点、引き続き積極的な活用で、有効な活用で市民の暮らしを守っていただくようお願いしたいと思います。  時間の関係がありますので、質問項目の第2に移ります。  高齢者が免許証を返還しても生活に支障が出ない具体的な対策についてお伺いしたいということで書いてありますけれども、私の周りでも、家族が、あるいは本人も、非常に運転がいろいろと不安なところが出てきたと。しかし、免許証を返還してしまったら、この石岡でどうやって生きていくのだろうと。本当に買物にも行けない、非常に不便になるということから、いろいろ逡巡している方もいらっしゃるようです。全国的には、そういう中でやっぱり交通事故も起こるという悲惨な例もございます。  そこで、この具体的対策、どう考えられるのかなということで質問をしているわけであります。そういう中で、1つは、南台地区とばらき台地区をつなぐ地区間生活道路を活用したグリーンスローモビリティー実証調査事業というのがやられております。  そこでお伺いいたします。この概要について、基本点を答弁してもらいたいのですけど。 53 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 54 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。今回の事業でございますけれども、地域内の移動制約者の買物等の外出機会の創出、あわせまして、BRT、バス専用道路との接続を図りまして、コンパクト、プラス、ネットワークによります地域公共交通の活性化を図るとともに、移動制約者の行動範囲を広げていくことを目的といたしまして、11月10日から11月28日の期間におきまして実施したところでございます。  事業の内容としましては、今回の調査におきましては、国土交通省が公募をいたしました地域内交通の確保など地域が抱える課題の解決と、環境に優しいエコなモビリティーの普及を進めるグリーンスローモビリティーの活用検討に向けた実証調査支援事業、こちらを活用いたしまして、車両の貸与を受け、南台地区、また、ばらき台地区で、それぞれ9日間ではございますけれども、実証調査を行ったところでございます。  運行でございますけれども、南台のJA直売所・大地のめぐみを起・終点といたしまして、スーパーや公園、さらには路線バスやBRT停留所を回りまして、1時間に1便ずつ、1日7便の運行を実施したところでございます。運転、こちらにつきましては、ボランティアドライバーと市職員で行ったところでございます。  以上でございます。 55 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 56 ◯12番(小松豊正君) 私もそういう問題意識があったものですから、11月23日、勤労感謝の日、私も大地のめぐみから乗せてもらっていろいろと勉強してまいりました。本当に、その日も勤労感謝の日で休みの日でしたけれども、市の職員の方はボランティアで一生懸命、そのときは助手だったのですけれども、運転の方はまた別な会社の方でした。私が感じたのは、やはり団地に住んでいる人が利用する観点がよく捉えられていたと思います。1つは買物ですよね。買物ができるということ。それから、散歩とか運動とか、そういう点では運動公園、体育館、あそこで下りるのでできると。それから、あと石岡駅、東京へ行くという場合は東田中駅でBRTと接続されるというので、非常にやっぱりなかなかいいなと。それで、車は運転手、助手がいて、そのほかに8人乗れるんですよね、4列で。私が乗っていたその日は非常にいっぱいでした。満杯だったですね。子どもさんの家族連れ、それからお年寄り夫婦などがいて非常にいいものだなと。ただ、値段は無料だからね、このときは。無料だから乗るということもあるのでしょうけれども、そういう点で今後の課題もあるかと思いますけれども、ぜひやっぱりここから教訓を学んでもらいたいと。それで利用者も、南台ルートも土日は100人を上回るときもあったわけです。ですから、そういうふうな感じを持った次第であります。  今後のやはりこれからの、これは実証実験をして、これからの可能性、方向性、そしてまた、私が住んでいるところからいえば中心市街地コースとか、あるいは幾つかある史跡巡りコースとか、ちょっと性格が違ってくるかもしれませんけれども、かなり考える余地はあるのじゃないかというふうに考えたわけですけれども、今後どのようなことになっていくのか、今後の方向性についてお答えいただきたいと思うんですけど。 57 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。
    58 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。今後の可能性と方向性についてでございますけれども、今回の実証調査におきましては、当初、高齢者を中心とした需要を見込んでいたところでございますけれども、結果といたしましては様々な年代の方にご利用いただき、グリーンスローモビリティーの活用の可能性が見いだせたところでございます。  今後につきましては、まず中心市街地、こちらにおいて実証調査を行い、今回の調査結果と併せまして、需要や課題の整理を行ってまいりたいと考えているところでございます。  グリーンスローモビリティーにつきましては、時速20キロ未満の低速走行であること、また、バッテリーの容量の関係から走行距離が限られるなどの制約もあることなどから、調査の結果やほかの交通施策との整合性を図りながら、適地の選択なども含め、本格的な運行の可能性について検討をしてまいりたい、そういうふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 59 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 60 ◯12番(小松豊正君) ぜひ具体的に進めていただくようお願いしたいと思います。  次に、質問項目の第3に移ります。住宅リフォーム助成制度の創設についてでございます。  この問題を私は一貫して取り上げて、ぜひ石岡でもつくってもらいたいということで訴え続けてまいりました。最近私が聞くのは、やはり高齢化が進む中で、今のばらき台にしても、南台は少し新しいのですけれども、やはりトイレなどの洋式トイレ化とか、それから、いろいろ建物が傷んで修繕が必要になってくるところも多くなってくる中で、改めてやっぱりこの要望が強くなっているように私は思います。  それで1つは、担当部として、市民の住宅リフォーム助成制度の要望というのはどのように把握されているのか、まずお伺いしたいと思います。 61 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 62 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。第2回定例会一般質問でもご答弁させていただいておりますが、住宅リフォーム助成事業を行うことにより様々な経済波及効果があると考えております。具体的には、地元事業者や市民への支援、住環境の改善、地域経済の活性化、雇用の創出など、多様な経済効果が期待されるものと認識しているところでございまして、市民の要望をなどもこういったことに応えられるものと認識してございます。  以上でございます。 63 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 64 ◯12番(小松豊正君) 資料請求しましたけれども、6月議会のときには県内20自治体でやっていると。10月1日現在でもう一回調べていただいたら22自治体と。いわゆる茨城県の半分の自治体まで進んできているのですね。それから、私が何度も強調しておりますように、石岡の場合はやっぱり古い伝統あるまちであるだけに、こういう住宅修繕の商工業者がかなりいらっしゃって、私の近くにも、おじいちゃん、お父さん、息子までやるということで。しかし、なかなか仕事がないという面もあるわけですよね。特に今年、冬場になると。そういう点で、そういうことも含めて、ぜひ進めていただきたいということで、私の希望としては、令和4年度からやっていただくことを強く望みたいと思います。  次に、時間の関係もありますので、質問項目の第4に移ります。複合文化施設建設計画の検討状況についてお伺いいたします。  (1)としてPFI、手法ですね、プライベート・ファイナンス・イニシアチブ、それからサウンディング調査ということについて、県内の例も挙げて、市民会館をどうつくるのか、図書館をどうするのか、そういう公的な施設を市の税金でつくって市民が利用すると、そういう角度から考えてみた場合に、そういうふうにふさわしいやっぱりやり方、知恵の結集の仕方があるかと思うので、PFI手法、サウンディング調査、これを改めて調べたんですけれども、つくばなんかでもサウンディングをやったけれども、非常にやっぱり市民本位ではないという、市民がよく分からないうちに何か決まっちゃったようになっちゃったとか、そういうことも聞くわけでございまして、私が第3回定例会で問題点を提起いたしましたけれども、そのことについては市民の皆さんからも反響がありました。よくこれは考えてもらわなきゃならないという意味の反響です。担当部局としては、その後どのように検討されているのか、お伺いいたします。 65 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 66 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) PFI手法、サウンディング調査の問題点についてご答弁申し上げます。過大に需要を見込んだPFI事業者の経営が悪化し、事業が中断するケースなど、これまでには全国で失敗した例も伝えられております。県内でも同じように、事業の採算性が取れず、事業を中止したケースがあることについて把握しているところでございます。一方で、老朽化などに伴い、年間維持管理費用等が次第に増えていく傾向のある公共施設の対応については、コスト縮減を図るとともに、利用者からの料金収入や附帯事業収入等による収入増加を図るなど、採算の向上に努めていくことが必要とされております。  そのような中で、民間事業者が持つ経営能力や技術能力を活用し、公共工事よりも少ない財政負担により、よりよい住民サービスの提供を目指すのがPFI法に基づく民間資金等活用事業となりますので、これまでの失敗例や課題を把握するとともに、官民連携事業のメリットについては検討してまいりたいと考えております。事業手法につきましては、官民連携事業のうち、PFI手法のみを検討の対象としているものではなく、PFI法に基づく手法とPFI法に準拠しつつ官民連携を図る事業手法がございまして、事業手法について比較検討をしているところでございます。また、サウンディング調査につきましては、行政側に対して市民サービスの向上につながる観点から、民間事業者から提案や意見をいただく貴重な機会でありまして、官民が協力し、市民へのサービスを良好に長期間継続するために大切なプロセスであると認識をしております。  以上でございます。 67 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 68 ◯12番(小松豊正君) この問題については、私は非常にそういうおそれを強く抱くものでございまして、前回の議会でもそういうことを申し上げました。その観点は、利益が上がればやるけれども、それが非常に保障されなければさっさと手を引くということがやっぱり民間事業者の1つの特徴なので、それが果たして市民が使う公的施設、そういうものにふさわしいのかどうか、基本的なやっぱり問題があると私は考えております。  そこで私が前回質問をいたしまして、今言われたように検討しているということなのですけれども、私、そういう中でどうかなと思ったのは、今検討されているということでしたけれども、私どもの12月10日に開催予定の文教厚生委員会の調査事項の中に複合文化施設における図書館の整備方針というのが設定されているわけですよね。だから、今担当者が答弁されたのですけれども、これとはまた別に、図書館の整備方針というのはまた独自にこれは進んでいるということになるのですか。非常にこれは私はよく分からなくて、基本方針が進められている中で、個別にはこういうことをまた提案されているというのは非常に不統一ではないかと思うんですけれども。これに対してお答えがあればお願いしたいと思います。 69 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 70 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。ただいま小松議員からご質問がございましたが、それは独自に検討しているのではなく、あくまでも複合文化施設の整備事業の中で協議をした中で、委員会が図書館の部分は教育委員会ですので、文教厚生委員会ということで、そちらの中でご報告できる部分について報告をさせていただいている状況で、決して図書館や市民会館ホールですとか、機能それぞれが独自に検討した中でご報告をしているのではなく、その複合文化施設整備事業という1つの枠の中で協議をした中で、それぞれの委員会にご報告できることを報告させていただいたというところでございます。  以上でございます。 71 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 72 ◯12番(小松豊正君) 前回も私は申し上げましたけれども、100年を超える歴史がある石岡の図書館、全国に誇るべき歴史が、伝統があるわけですけれども、それはやっぱり石岡の方々の英知、いろいろ援助、それから、また市民の方々の本当に献身的なボランティアの積み重ねで来ているというのが非常に大事なところだと思いますので、そういうことからいって、図書館の民営化とか、そういうものについて私は非常に危惧して何回か質問をしているとこでございますので、そういうことをぜひお考えいただきたいと思います。  それから、立地場所のことですけれども、これまでの経過は、十数年前に、十三億何がしかの当時の大変なお金を投じてイベント広場を購入して、5年間の間に何に使うか決めるというので非常に真剣にとりこさえた1つの中間的な結果があるのだけれども、しかし、そのところが非常に薄れて、何か駅東というふうになってくるように読み取れる文書があるのですけれども、そういう点でやっぱりイベント広場の活用というのはどう考えるべきなのかと。これは石岡市の将来を含めたまちづくりの観点から、イベント広場というのはどうあるのが一番いいのかと。そういうことをよく考えて、しかも、その基本の上に、石岡市民の皆さんの総意で今回の場所を決めていかないと非常に禍根が残ると、そういうふうに私は考えるわけです。  ですから、そういうことも含めまして、この点ではやっぱりにぎわいまちづくりの本部長である市長がどういうふうに考えるのかという点です。そしてまた、今の私たちがいる新庁舎をつくる際にも、商工会議所の皆さんは文書で、ぜひイベント広場に市庁舎をつくってくれという要望もしたのだけれども、当時の市長は、やはり国のお金を出してもらうためには震災で壊れたところでないと出ないとか何か、そんなふうな話もあって向こうに行ったということ聞くんですよね。ですから、そういう点で、非常に石岡の市政にとっても重要なところだと思いますので、市長はどのようにお考えになっているのか、この点についてお伺いしたいと思います。 73 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 74 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 申し訳ありません。まず初めに、立地場所の選定についてご答弁申し上げます。前回定例会でもご答弁させていただきましたが、まだ候補地について決定したところではございませんが、まず考え方といたしまして、本年度に入りまして、複合文化施設の基礎調査の中で、民間事業者の参画意欲や参加する上での条件を聞き取るプレサウンディング調査を実施したところでございます。その調査における候補地としまして、石岡イベント広場と駅東地区とで比較を行い、おおむねの事業者が駅東地区が望ましいとの回答でございました。また、鹿島鉄道跡地だけではなく、市営の駅東駐車場との一体的な活用により、施設としての可能性や建設の幅が広がるとの声をいただいているところでございます。  以上でございます。 75 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 76 ◯市長(谷島洋司君) 複合文化施設の整備は、文化芸術の振興という観点はもとより、そこに集まり交流する人の活動を通じて、市全体のにぎわいや活性化につながっていくことが期待されている事業でございます。石岡市立地適正化計画において、市の中心拠点として位置づけるエリアに設置する複合文化施設の役割は、市の将来を見通したとき、非常に大きいものだと言えます。  現在の複合文化施設の検討状況については先ほど理事から説明したとおりでございますが、多くの関係者、市民の皆様からのお声をお聞きして、共に事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 77 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 78 ◯12番(小松豊正君) これは本当によく考えていただいて、同時に多くの市民の意見が反映される、みんなが納得できる場所に決めないと、禍根が残るといいますか、非常に重要なことだと思いますので、手法はいろいろあるかと思いますけれども、そのことをくれぐれもお考えいただきたいと。  その点で、先ほどの担当理事が言われたので気になるのは、民間事業者がやっぱり駅東がいいんじゃないかというふうに言うのが多いというのは、それは当たり前なんですよ。彼らがやっぱり事業して利益を上げるとかそういうことになれば、駅東がいいというのはそうなるでしょう、多分。全国の例からいっても。駅から離れたところより駅のほうがいいという、そういう傾向あるので、だからそうだというふうにはならないということですね。だから、そういうふうに考えるとやっぱり判断を間違うのではないかと私は思いますので、そのことを申し上げておきたいと思います。  次に、質問項目の第5ですけれども、来年度に向けた組織体制についてお伺いいたします。  議案第107号にもございますように、来年4月の新年度から組織の名称変更をしたいという議案ですよね。つまり、経済部を産業戦略部に変えたいというのが議案107号です。議案に出ていないのにつきましても申し上げるならば、商工課及び観光課を商工観光課に統合したいと。それから、産業プロモーション課を新設すると。市長公室行革推進課を市長公室経営戦略課に変更、見直しをしたいということを一連のものとして出されているというふうに私は受け止めておりますけれども、なぜ長い間使ってきた、市民に親しまれた、どこでも使っているこういうものを、なぜ変えてしなきゃならないですか。なぜ変えるのですか。その理由を明確に述べてください。 79 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 80 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。まず、組織の名称を統合、新設の根拠ということでございますが、地方自治法第158条第1項において、普通地方公共団体の長はその権限に属する事務を分掌させるため必要な内部組織を設けることができ、この場合において当該普通地方公共団体の長の委員会の内部組織の設置及びその分掌する事務については条例で定めるものとするというふうにして規定されてございます。この地方自治法の規定に基づきまして、当市では石岡市部等設置条例を制定しまして、市長部局の部の所掌事務ですとか分掌を定めておりますとともに、課等の所掌事務や名称については石岡市組織及び事務分掌規則において規定をしているところでございます。  続きまして、組織の名称変更、統合、新設を行う理由となりますが、地方自治法第158条第2項において、普通地方公共団体の長は前項の内部組織の編成に当たって、当該普通地方公共団体の事務及び事業の運営が簡素かつ効率的なものとなるよう十分配慮しなければならないというふうに規定がされてございます。当市におきましては、刻々と変化していく行政課題に的確に対応していくため、組織体制の在り方について毎年度見直しを検討しているということでございまして、具体的には、議員の皆様からのご提案ですとかご指摘、また庁内各部局からの要望、また、市長及び副市長の考え方などを勘案しながら見直しを検討してまいったところでございます。その検討結果を踏まえまして、部や課の名称の変更、統合、新設など、状況に応じて見直しを行っているというところでございます。  以上でございます。 81 ◯議長(菱沼和幸君) 12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 82 ◯12番(小松豊正君) 今部長が述べられた地方自治法158条、組織だからそういうのはあるでしょう。しかし、地方自治法の根幹部分である第1条第2項においてどういうことを言っているか。地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとするとあるわけですよね。地方公共団体は利益追求の営利会社じゃないんですよね、当然のことながら。何よりもやっぱりそこで住んでいる住民の生命、暮らし、福祉、この増進をさせるために地方公共団体はあるという、地方自治法の在り方を決めるこの第1条第2項、この根幹部分をよくやっぱり踏まえないといけないと思うんですよ。  私も、なぜこんなのが、こういう文書が当然出てくるのかと思って、今私がなぜそうするんですかと聞いたけど、明確な答弁はないですよね。それで、これは大井川知事が新たに知事出て、長い間県政、そういうことはなかったのだけれども、こういう文言が全部出されたんですよ。私はここに全部その資料はありますけど、文言はみんな同じです。県が書いたのと全く同じ、同じようになっています。それから、ここに書いていないので、総務委員会で皆さんが駄目だといって却下された問題としては、生活環境部にスポーツ振興課を持ってくるという話。これも県はそうなっているんですよ。県の文書がそのとおりになっている。そのとおりにやるとして、それは駄目になったんですよ、総務委員会で。こんなばかな話があるかと。だから私は、産業戦略部とか、こういう勇ましい名前にしたからそういくということではないんですよ。だから、そう私は思うんですね。これは県の文書の全くそのままの、そのままですから、この発想は。ここにありますけれども。全部ありますけれども、2回書いているんですよね。組織、変えてやっています。そういうことはやるべきじゃないと。本当に変えなきゃならないという理由があって変えるべきであってというように私は考えるわけですね。  それから、商工課と観光課というのは商工課、歴史的にも水戸に次ぐ商都だった石岡ですね。商工も非常に盛んでしたけれども、非常に今大変な状況になっています。観光課、観光課もやっぱりほかの自治体でまねができない非常に深いすばらしい文化財、そういう観光資源があります。それから、八郷の非常にすばらしい自然もあります。観光、これもやっぱり石岡の非常にすばらしいことですよね。商工課は商工課の任務、観光課は観光課としての独自の、もっともっと伸ばさなきゃならない仕事がある中で2つにくっつけるというのは、私は非常にこれは間違っていると思います。やるべきではないと。それぞれやっぱり専門部を伸ばして、そして生かすべきだということですね。ですから、これはなぜくっつけるのか。これは何か人的な合理化とかというふうに説明するのだろうけれども、全くこれは道理的ではありません。私はそう思うのです。そのことについて、なぜできたのかについて、県のそういう、県がやったことを影響があったというふうに私は思うのだけど、それは影響はないですか。言われたとか。何か自主的に石岡の人が発想して出してきたものなんですか。職員の皆さんとか、市民とか。実際どうなんですか。 83 ◯議長(菱沼和幸君) 総務部長・越渡君。 84 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(越渡康弘君) ご答弁を申し上げます。議員からございました、県のまねをしているんじゃないかということでございますが、決してそういったことでございません。私どもの考えとしましては、行革推進課の名称変更につきましては経営戦略課ということで変更するということでございまして、この具体的な根拠でございますが、行財政改革大綱に基づく進行管理を次期総合計画に包括をしていくということになってございます。今後は行財政改革という視点だけではなく、民間の優れた経営手法を取り入れた市民目線に立った行政経営が求められるというふうに考えてございます。本市におきましては、未利用資産や小中学校の統廃合に伴う教育財産など市有財産の有効活用ですとか、効果的な運営が大変重要な課題となっているところでございます。こういったことから、全庁的、横断的にファシリティーマネジメントを推進する体制というのが必要であるということから、変更していきたいということでございます。  また、産業戦略部を見直す根拠でございますが、商工業及び観光の振興を効果的、効率的に人員配置をすることによりまして一体的に取り組むため、商工課及び観光課を商工観光課に統合いたします。私、当時、この分かれる前の担当課長をしてございまして、商工観光課、それまでずっと商工観光課という名称でございました。議員の皆様から、当時、支所のほうに私どもの経済部の本体がございまして、そこに観光課がありまして、本庁のほうに商工担当があったということでございまして、分かれている中では非常に大変だろうということでいろいろご心配いただきまして、商工観光課が観光課と商工課に分かれたと。私のあと2つの課ができたというところでございます。  そういった経験の中で、私本来であれば、商工観光課が1つであって人員が同じ場所にいると、今は支所のほうから本庁に職員が来てございますので、商工業、観光業を含めて一体的にやはり進めていく必要があるということが一番ではないかというふうに考えました。それと、企業誘致の推進ですとか、さらに農産物ですとか特産物の生産振興、今石岡セレクトなどもやってございますが、こういったものが今までは観光、商工、農政課がばらばらにPR活動ですとかをしてございました。そうした中で調整が非常に大変だったというふうに記憶してございます。そういった中で、やはり1つのプロモーションを行うためにはそういった組織が必要ではないかということで、今回産業プロモーション課を新設しまして、魅力の発信を統括して行ってまいりたいという考えからこういった体制を敷いたということでございます。  地域経済につきましては、コロナ禍以前におきましては、産業リノベーションを通じて成長の兆しが見え始めて、農業においても生産性向上によるブランドの展開ですとか6次産業化、そういったものの付加価値が出てきました。また、海外からのインバウンドの需要が高まっていたという、本当に地域の新たな経済循環が期待をされていたというところでございましたが、コロナ禍によりまして社会情勢は一変しまして、国民の暮らしですとか働き方に大きな変化が余儀なくされているという状況になってございます。今後におきましては、アフターコロナになるかウイズコロナになるかは不透明な状況でございますが、地方創生の時代にありましては、市は住民に一番近い基礎自治体として、地域経済の活性化に向けた地域の特性を生かした展開を開始する必要があるのではないかというふうに考えてございます。  こういった中で、これまでの本市産業の振興においては、先ほど申し上げましたように、農林業、商業、工業、観光など多くの価値ある資源があると言われながら、これらが有機的に結びついてないというのが現状でございます。このことから、自立性、主体性とコスト意識や成果などの経営感覚を持って、他の自治体との競争力のある産業振興に戦略的に取り組む必要があるというふうな観点から、産業戦略部というふうにさせていただいたというものでございます。  以上でございます。 85 ◯議長(菱沼和幸君) 小松議員に申し上げます。質問内容が今期定例会に提出されている議案の内容にわたっておりますので、ご注意願います。  12番・小松豊正君。                 〔12番・小松豊正君登壇〕 86 ◯12番(小松豊正君) 議案107号に関して、経済部を産業戦略部と出ておりまして、それに関連して調べて質問をしているところです。  やはり一つ一つの課の特性を大事にして、そして、連携とか何かはやっぱり副市長とか市長とか、そういう全体的な視点で指導性を発揮してもらって、石岡市の職員の皆さんの能力がいかんなく発揮されて、市民の期待に添えるようになることを私は望んでいるわけですけれども、どうもこういう表現だけが踊って、中身があまり伴っていないんじゃないかということでございますので、相当これは、組織の考え方が基本的、本格的にやられていないのではないかという危惧が相当いたしますので、そういう角度で問題提起、質問をし、本当にこういう、いわゆる勇ましいというか、戦略部とか、そういう言葉をやれば何かうまくいくかといえば全くそうじゃないですから。実際のやっぱりやり方をどういうふうに自己分析して新たな方向性を出すかというところが大事なのであって、こういう何か、名称がどうこうということは本質的でないと思うので、そこのところはやっぱり正しく見てもらわなきゃ困るということで、私は強く、本当にこういう名称が市民に納得されるのかということを非常に心配するものでございます。  そのことを私は申し上げまして、私の一般質問を終わります。 87 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午前11時13分休憩             ──────────────────────                   午前11時24分再開 88 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 89 ◯11番(谷田川 泰君) 11番・谷田川でございます。  通告に従いまして、3項目にわたり質問をしてまいります。  まず1項目目でございます。石岡駅周辺整備事業について伺ってまいります。  この問題につきましては市長直轄組織、これが設置されまして、鋭意整備に向けた取組がなされているということであります。これまで本市のまちづくりの根幹をなす拠点として、その重要性から早期完成を望み、定例会ごとに質問を重ね、また、機会あるごとに提言をしてきたところでございます。さらに、駅東口から延びる駅前・東ノ辻線の整備、これについても前倒しでできないものか、そういう観点で質問をしてきたところでございます。コンパクトシティー、プラス、ネットワーク、駅周辺を拠点とし、そこを道路交通網や公共交通で結ぶといった人口減少時代に適合した新しいまちづくりにかじを切ったわけでありますので、もっとスピーディーに、そしてダイナミックに事業を展開していく、進めていくという気概がなければ、本市はますます周辺自治体、県内、さらには全国から見ても取り残されてしまうのではないか、本当に寂しいまちになってしまうのではないかと思うところであります。どうですか。中心市街地の活性化、ますます寂れていっているのを感じている方は多いのではないでしょうか。まちのにぎわいづくりとの関連、商店街との定期的なイベントの開催、これも皆さんの協力の下、行っているわけでありますが、その効果といったものはどれだけ現れているのか。言い出せば切りがないものであります。それだけ駅周辺整備事業の早期完成が本市の最大の政策と言っても過言ではない、私はそういう思いで、今回も本件に対し質問をしてまいります。  まず最初に、進捗状況について順次伺ってまいります。郵便局側の右折車線確保のため、建物の撤去等の工事を10月から進め、道路・歩道部分にあった共同電線溝の修正設計を行い、順次工事を進め、最終的に令和4年度に本線を開通させるというスケジュールが前回示されております。現在どのような状況になっているのか、今後のスケジュールと併せご答弁をお願いいたします。 90 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 91 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 郵便局側の右折車線確保のための整備の進捗状況及び今後のスケジュールにつきましてご答弁申し上げます。  右折車線を整備する上で、整備予定地の支障物件、先ほど、ただいま議員からもございましたが、支障物件の撤去を年度内に予定しております。また、地下に埋設されております電線共同溝の移設のための設計を行いまして工事を行っていく予定でございます。  以上でございます。 92 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 93 ◯11番(谷田川 泰君) この問題も度々指摘をしております、あの郵便局から駅に向かって下りてきての右折、本当に危険ではないかと考えるところであります。最終的な完成は令和4年度ということでありますが、本当にスケジュールどおり完成するのか、改めてお伺いをいたします。 94 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 95 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 西口駅前広場整備工事の完成時期につきましてご答弁申し上げます。完成時期につきましては、電線共同溝に関する設計を実施し、得られた結果に基づき令和4年度中の完成を目指してまいります。  以上でございます。 96 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 97 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま令和4年度完成を目指すということでございます。これは一刻も早い完成により、安全の確保をされますよう強く要望をいたしておきます。  次に、西口交流施設整備事業については、10月に工事を着手、本年度内のオープンということでありますが、進捗状況についてはどのように進んでいるのか、予定どおり進んでいるのか、お伺いをいたします。 98 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 99 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 西口交流施設修繕工事につきましては、10月に着手をいたしまして現在施工途中でございます。工期といたしましては令和4年2月末までとしております。施設の利用に当たっては、施設内の安全性や、外構、多くの利用者にご利用いただく上で求められる快適さや居心地のよさなどの条件を満たすよう整えていく必要があると考えております。そういった点をチェックしながら改修を進めてまいりたいと考えております。なお、完成時期につきましては令和4年度内の完成を目指しております。  以上でございます。 100 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。
                    〔11番・谷田川 泰君登壇〕 101 ◯11番(谷田川 泰君) 工期が令和4年2月ということであります。最終的な完成はいつになるのかお伺いすると同時に、また整備費用について、国庫補助や起債を活用していくということであります。予定どおり補助や起債は確保できているのか伺います。一般財源の持ち出しが多くなるようなことはないのか、改めてお伺いをいたします。 102 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 103 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 西口交流施設の完成時期につきましてご答弁申し上げます。西口交流施設については令和4年度内の完成を目指しております。財源につきましては、補助率が2分の1の国庫補助金、都市構造再編集中支援事業を活用しておりまして、起債の活用ですとかを予定しておるところでございまして、現時点での財源不足はございません。  以上でございます。 104 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 105 ◯11番(谷田川 泰君) 現時点での財源不足はないということであります。有利な補助金を活用しながら、財源不足もなく進捗しているということでありますので、ぜひともスケジュールに遅れることなく、多くの利用がされる施設整備を早急にスケジュールどおりにお願いしたいというふうに思います。  次に、BRT専用駅前広場改修事業については、年度内の完成、令和4年4月供用開始ということでありますが、進捗状況についてお伺いをいたします。予定どおりに進んでいるのか、また、バス事業者との調整、協議はどのような状況になっているのか、お伺いをいたします。 106 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 107 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) BRT専用駅前広場改修事業の進捗状況及びバス事業者との調整、協議の状況についてご答弁申し上げます。バス待合所の建設工事を7月に着手し、現在施工中でございます。令和4年1月の完成を目指しております。また、バス降り場のシェルター屋根新設工事につきましては11月に入札を実施いたしました。今後、ロータリー改修工事、シェルターの延伸工事についても順次発注の手続を進めてまいります。  また、バス事業者との調整、協議でございますが、年度当初における協議のほか、現地において実際のバスを使った確認作業を行っております。今後の工事の進捗にもよりますが、令和4年4月の供用開始を目指しております。今後もバス事業者との協議を継続し、円滑な運行につながるよう努めてまいります。  以上でございます。 108 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 109 ◯11番(谷田川 泰君) ぜひともバス事業者との円滑な話合いによってスムーズな運行ができる、またスムーズな集約がされるということを期待いたしております。  この本整備によってバスの乗降、これは1か所になるわけであります。待合所はどのくらいの大きさになるのかお伺いをいたします。また、財源においては国庫補助金が2分の1、起債等を活用していくということでありますが、これは予定どおりなのか、一般財源の持ち出し等は増えていないのか、お伺いをしたいと思います。 110 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 111 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) バス待合所の規模についてご答弁申し上げます。待合所の室内は幅が約13メートル、奥行きが約3メートルで、面積といたしましては約39平米ございます。中に設置するベンチにつきましては幅が10メートルで、約20から22人が座れる広さになっております。また、財源につきましては補助率2分の1、先ほどもご答弁申し上げましたが、補助率2分の1の国庫補助金、都市構造再編集中支援事業を活用いたしまして、起債の活用とともに、変更のほうは現時点ではございません。  以上でございます。 112 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 113 ◯11番(谷田川 泰君) 市民の方や利用者、この方が混乱しないように、完成する前から情報の提供、周知について徹底をしていただきたい、このように思います。また、バスの事業者とも綿密な協議を継続されまして、一日も早い完成を願うものでございます。  次に、いしおか市場イベントについては、地域住民、市民だけでなく、市外、県外の人を呼び込む定期的なイベントを展開していくということでありますが、コロナ禍にあってなかなか大変だったと思うところでございます。回数を重ねるにつれまして来場者も増加しているようであります。やはり開催の定着化というものが大きな効果をもたらすものと感じております。  そこで、今後、定着化に向け、どのような取組を考えているのか、またどのようにしていくのか、お伺いをいたします。 114 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 115 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) いしおか市場イベントの定着化に向けた取組についてご答弁申し上げます。いしおか市場は、偶数月の第1日曜日に定期的に開催していくことで、イベントとしての定着化、集客化を図ろうと御幸通り商店街振興組合が主催、石岡商工会議所、八郷商工会と石岡市が後援して実施をしております。本年度は6月と8月に開催をし、ステーションパーク2階をメイン会場として、飲食物、小物類の物販ブース、ステージイベントを開催しまして、1階にはキッチンカーの出店がございました。なお、8月以降の新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、10月の開催は中止となったところでございます。  定着化に向けた取組については以上でございます。 116 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 117 ◯11番(谷田川 泰君) 定着化に向けて着々と努力をしているというような話は聞こえてまいりました。この本事業についても国庫補助等を活用するということでありますが、さらに予算化をし、本事業を駅の市場にとどまらず、まちなかのどこでも何かしらの催し、イベントがされるような事業の拡張、拡大をしていってはどうかと思っております。また、既存のイベントとのタイアップなど、多くを巻き込んでいってはどうかと思いますが、課題解決と併せ考えをお伺いいたします。 118 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 119 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。ただいま議員からご提案いただきましたような内容を、今御幸通り商店街が中心となってやっておりますが、それ以外の商店街の方とも連携しながら、拡大に向けて協議のほうを進めてまいりたいと考えております。対応策といたしまして、今後も主催者側とよく協議をしながら多くの関係者が集い、活気に満ちたイベント、いしおか市場として継続できるようサポートしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 120 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 121 ◯11番(谷田川 泰君) ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。駅周辺のにぎわい、そして市全体のにぎわい創造のため、ぜひ市民が主役となるような定期的、そして継続的な取組をよろしくお願いしたいと思います。  次に、石岡駅東口都市公園整備事業について伺います。地権者の方との用地交渉を進め、また、用地測量及び地質調査によって実施設計業務を行い、令和5年度内の完成を目指すということでありますが、進捗状況はどのようになっているのか伺います。スケジュールどおりに進んでいるのかについてもお伺いをいたします。 122 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 123 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 石岡駅東口都市公園整備事業の進捗状況についてご答弁申し上げます。補償再算定業務を終えまして用地交渉を進めております。継続的に地権者と交渉を進めており、できるだけ速やかにまとまるよう取り組んでまいります。都市公園の整備工事につきましては、用地を取得後、工事令和4年度から令和5年度にかけて行い、令和5年度末の完成を目途として進めているところでございます。  以上でございます。 124 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 125 ◯11番(谷田川 泰君) 分かりました。地権者の方の理解、納得がいくように、円滑に交渉を進め、早急に整備に取りかかれますようよろしくお願いをしたいと思います。本整備事業についても財源は予定どおりなのか、一般財源の持ち出し等の増加はないのか、改めて確認をさせていただきます。 126 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 127 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。財源につきましては、先ほど来ご答弁させていただいております、補助金が2分の1の国庫補助金、都市構造再編集中支援事業を活用してまいります。  以上でございます。 128 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 129 ◯11番(谷田川 泰君) 次に、ステーションパーク立体駐車場整備事業の進捗状況について伺います。完成までのスケジュール、また供用開始はいつになるのか、お伺いをいたします。 130 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 131 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ステーションパーク立体駐車場整備事業の完成までのスケジュール、また供用開始についてご答弁申し上げます。これまでの進捗でございますが、11月末に用地測量業務に着手したところでございます。また、地質調査業務の発注に向けた準備をしております。用地測量と地質調査の成果を踏まえ、その後実施設計業務を行い、整備工事は令和4年度内の完成を目指しております。  以上でございます。 132 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 133 ◯11番(谷田川 泰君) 令和4年度内の完成を目指すということであります。この立体駐車場の整備には相当の予算が必要と思われます。整備にかかる予算、これは不足はしないのか、また財源は予定どおりなのか、ここも改めてお伺いをいたします。 134 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 135 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ステーションパーク立体駐車場整備で予定する事業費につきまして、予算と財源についてご答弁申し上げます。事業費でございますが、令和3年度から令和4年度までの2か年で合計2億2,645万7,000円、うち国庫補助金が2分の1で1億800万円、起債が9,710万円、一般財源として約2,130万円を予定しております。また、駅周辺整備事業において都市構造再編集中支援事業の補助を予定しております総事業費と財源の内訳でございますが、令和3年度から令和7年度までの5か年で、総事業費が9億6,200万円に対し国庫補助金が4億7,580万円、起債が4億1,670万円、一般財源が約6,950万円を予定しております。現段階において、当初予定をしております国庫補助の不足や財源不足は生じておりません。令和7年度までの5か年の計画期間において、工事の進捗に応じ年度ごとの国庫補助額の変更なども想定されるところでございますので、必要な変更については適時対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 136 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 137 ◯11番(谷田川 泰君) これまでお聞きいたしました整備事業のうち、4つの整備事業が令和4年度内完成を目指して整備を進めていくということであります。これらの完成によりまして、石岡駅周辺が大きく変わってまいります。また、財源においても、都市構造再編集中支援事業により、2分の1の国庫補助といった有利な事業であります。本年度から令和7年度までの5か年間事業でありますので、整備計画に沿ってスケジュールに遅れることのないよう取り組んでいっていただきたいと、このように思います。  次に、先ほど同僚議員からも質問がございました複合文化施設についてお伺いをいたします。今年度7月から9月にかけてサウンディング調査を行い、民間活用の意向を確認したい旨の答弁が前回ありました。  最初に、この調査結果について伺います。民間からのオファーがあったのかどうか伺ってまいります。 138 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 139 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) サウンディング調査の結果につきましてご答弁申し上げます。前回サウンディング調査を実施したい旨、ご答弁させていただいたところでございますが、現在そのサウンディング調査を行うための基礎資料といたしまして基本計画案を取りまとめ中でございまして、サウンディング調査については今後実施する予定でございます。  以上でございます。 140 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 141 ◯11番(谷田川 泰君) これから本調査を行って、多くの民間事業者に参加をしてもらうという答弁、これも今プレサウンディングの調査結果によって表れてきたということでありますが、前にも指摘をいたしました民間活用、これはそんなに簡単なものではないと思っております。官民連携、PFIやPPPの活用、簡単に言いますが、本市にそれだけの魅力、企業としてのうまみがなければ進出はないものと思っております。場所も決まっておりません。市民の皆さんの意見を聞いて、議会の皆さんの意見を聞いてとよく答弁をされております。多くの意見を聞くのは非常にいいことでございます。しかしながら、その先については、物事の判断、決断、政策は市長が決めなければ一向に前に進まないものであります。職員も市長の判断がなければ、右往左往して何もできない状態にあると思います。この複合文化施設について、市長のお考え、これを明快にお示しいただきたい、このように思います。 142 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 143 ◯市長(谷島洋司君) 複合文化施設の整備に対する私の思いをお答えいたします。少子高齢化や人口減少の影響が市民生活、事業活動に大きな影響を及ぼす中、新たな展望の下、複合文化施設を整備する必要があると考えております。半世紀に1度、あるいは市民にとっては一生に一度あるかないかと言えるものであり、これをきっかけとしまして中心市街地の求心力を高め、まちの活力を高め、市民一人一人の生活を豊かにする起死回生のプロジェクトと捉えております。私自身がリーダーシップを執り、推進してまいりたいと考えております。また、事業を進めるに当たっては市民の声をお聞きすることはもちろん、長期的展望に立って優れた多くの提案の中から計画を形にできるよう、スピード感を持って取り組んでまいります。 144 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 145 ◯11番(谷田川 泰君) 先ほどの同僚議員の答弁にもございましたけれども、まだ場所は決定はされていないと。しかしながら、これは市民にとっても、また我々議会にとっても、最重要の文化施設であるということは認識をいたしております。できるだけ早い時期に、早急に場所の決定とともに、スピード感を持って進めていっていただきたいと、このように思います。よろしくお願いをいたします。  次に、何度も指摘をしてまいりました、駅前のクランク状の道路、分かりづらいロータリー、この改修がなされなければ、いろんな整備をしても、利用者の安全安心、利便性の向上は図れないものと思っております。前回も申しております、あの郵便局、6号国道を結んだ一直線上の道路に、モニュメントといいますか、タロー像が設置をされておりますが、あの部分を直線にできないものか。せっかく今回右折車線を整備しても、その先はカーブし、その突き出ている部分を迂回する状況は前回のままであります。令和3年度から令和7年度までの5か年、総事業費9億6,200万円をかけた整備を行うわけであります。そうであるならば、一番市民が危険を感じている箇所、あのタロー像が設置されている部分の抜本的な改良をすべきであると私は思っております。これについての執行部の考えをお伺いいたします。 146 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 147 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 西口駅前の道路及びロータリーの抜本的な改良についてご答弁申し上げます。西口ロータリーへの進入は、議員ご存じのとおり、石岡郵便局側、御幸通り、国道6号線からの3ルートでございます。ロータリーへの入り口の案内を分かりやすくするため、路面のカラー舗装を行ったり、令和2年度には国道6号線からの車両に対しまして、西口ロータリーに入る場合は右折レーンに入ることを示す看板を1基設置いたしました。また、郵便局側から御幸通りへ右折する専用レーンを設ける工事が完了しますと西側の一連の道路工事が完了し、交差点全体の見通しが変わってくると考えております。  ご指摘のタロー像については、今後の西口ロータリーの在り方を検討する中で対応を考えてまいりたいと思います。右折レーンの整備工事を円滑に進めるとともに、通行者にとって分かりやすく、かつ安全となるように留意しながら整備してまいります。  以上でございます。 148 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 149 ◯11番(谷田川 泰君) 本来であれば、まず一番障害となっている像の移設が一番重要ではなかったかと。その上でなければ西口駅前は完成しないのではないかというふうに思っております。ただいま答弁をいただきましたが、通行者の安全確保のためには抜本的な改修が必要であると思っております。以前横断歩道があったところを、いまだに横断している状況も続いております。この辺の改良はできないものか、関係機関と協議は進めているのか、お伺いをいたします。 150 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・田村君。 151 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) 西口交差点付近の横断歩道についてご答弁申し上げます。西口交差点の横断歩道の位置や設置数の見直しについて、現時点での変更はございませんが、関係機関との協議は行っております。右折車線が整備された後、車両の通行や歩行者の流れなどの変化を踏まえて、横断歩道の設置の在り方について引き続き関係機関と協議してまいります。  以上でございます。 152 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 153 ◯11番(谷田川 泰君) 駅西口の道路、ロータリーの抜本的な改良について、何度も申し上げてまいりました。駅周辺整備事業を進める中で、あのままでいいと思っているとは思いませんが、執行部の考えがちょっと理解に苦しむものであります。自分で走ってみて、何でこう曲げてあるのか、真っすぐだったら見通しもいいとか感じているはずなのに、何であのままなのか分からないということであります。また、どこから入ってどこから出ていくのか、迷路のようなロータリー、これもそのまま。周辺ばかり整備しても、本来整備しなければならない箇所が使いづらいまま残っております。どうしても納得ができないのであります。事故が起こってからでは遅いと思いませんか。  「画竜点睛を欠く」という言葉がございます。まちづくりの核として、本市の顔として、せっかく整備をするわけでありますから、肝心なところを残しては何の整備か分からなくなってしまうと思っております。このタロー像が設置されている突き出した部分、そして、ロータリーの抜本的な改良について、市長の考えをお伺いしたいと思います。 154 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 155 ◯市長(谷島洋司君) 最初に、駅西口の道路やロータリーの改良についてご答弁申し上げます。私もこの駅西口の道路、ロータリーについての様々なご意見は伺っており、私自身も安全安心のために何かしらの対策を打っていく必要があると考えてございます。その駅西口ロータリーの交差点の工事につきましては担当理事から説明をした状況でございますが、市民や市を訪れる方々が安全に、かつ分かりやすく通行できるよう、関係機関と協議を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。  また、駅周辺整備事業につきましては、市全体の中心拠点として、多くの人が往来する公共交通の結節点を整備していく重要な事業と捉えております。多くの関係者の皆様と知恵と力を出し合うことで、中心市街地や市全体のにぎわいへとつなげていく場所にしていく必要があると思います。そういった期待に応え、可能性を形にしていけるよう、関連する道路の整備とともに取り組んでいく考えでございます。 156 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 157 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長から答弁をいただきました。確かに多くの協議を重ねることも必要だと思います。意見を聞くことも大事なことであります。ただし、それだけでは事業は前に進まないということであります。市のトップ、リーダー、これは市長であります。この工事、改修は、明確な判断の下にスピード感、スケジュール感を持って進めていっていただきたい。これは今回石岡市に与えられた重要な課題でありますので、市長も覚悟を持って進んでいただきたい、このように思います。  次の質問に移ります。2項目目の質問に入ります。駅前・東ノ辻線の整備についてお伺いをいたします。  本件につきましては、駅周辺整備事業といったような大きな事業であります。駅東口から村上・六軒線に連結をさせる、このことによって八郷地区、六軒、旭台地区からのアクセス、さらには茨城空港への玄関口としての形が整ってくると思っております。また、開発行為によって住宅建築が先行し、密集した住宅地に、本当に擦れ違うこともできない狭隘な生活道路によって市民生活が営まれておるというのも現実であります。3・11東日本大震災のような大規模災害、さらには火災や救急対応、消防や救急車両が入ることのできないような地域もあるというわけであります。市民の生命、財産、そして安心安全を守るためにも、一刻も早い道路の完成が求められるところであります。
     確かに、前回もお聞きしたとおり、努力をするということを聞いております。早期完成に向け努力してまいりますという答弁であります。努力することは必要であります。しかし、その結果が形にならなければならないと思うわけであります。合併特例債を活用し、その期限の令和7年度、これに併せているようでは本当に遅いのではないかと私は思うところであります。まちづくりが全然進まない。ここ10年、まちの中でどこかに新しい道路ができましたか。この都市計画道路は、本市の目指すまちづくりにおいて最優先に整備を進めるべきだと思っております。こういった観点で伺ってまいります。現在の進捗状況についてお伺いをいたします。 158 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 159 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。現在、まず用地につきましてでございますけれども、今年度におきましては8名の地権者と交渉を実施しておるところです。そのうち2名の方から協力が得られたところです。残りの用地取得も継続して進めておるところではございますが、買収額に対する地権者の意向との開きや代替地の候補地選定先が合意に至ってない、こういったのが実情となってございます。  次に工事でございますけれども、供用開始区間でございますが、1,200メーターのうち705メーター整備を実施しております。今年度におきましては、買収済みの約70メートルの区間において現在工事発注の準備を進めておる、そういう状況でございます。  以上でございます。 160 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 161 ◯11番(谷田川 泰君) 供用開始をされている区間1,200メートルのうち705メーター、そして、用地買収が済んでいる70メーターについて工事に着手をするということでありますが、この道路、これまで何年かけてきておりますか。今のままのペースで令和7年度に完成できますか。改めてご答弁をお願いいたします。 162 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 163 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。本路線につきましては、住宅密集地の利便性向上を図るため、多くの地権者のご協力を得まして進めてまいったところでございます。本年度におきましても、交渉を行っている地権者、また令和4年度、こちらに予定している残り3地権者の用地取得交渉に引き続き注力してまいりたい、そのように考えているところでございます。用地取得後におきましては速やかに整備を行いまして、令和7年度には完成できるものと考えておるところでございます。  以上でございます。 164 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 165 ◯11番(谷田川 泰君) 前々回もお聞きいたしましたけれども、村上・六軒線から駅東の道路、途中切れ切れではありますが、開通をしている部分があります。そして、1か所お聞きしたいのですが、途中山林があります。その山林は本年度夏頃までには解決するというような答弁もいただいております。ただ、一向に現地には何の工事にも入った様子がありません。この件に関してはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 166 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 167 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 議員おっしゃるとおり、奥の立ち木、前回も質問された場所かと思います。納税猶予関係の土地かなと思いますけれども、今進めておるところでございますので、今後合意に至った際には速やかに、隣接地の合意もありますけれども、取得を進めて工事に着手してまいりたい、そういうふうに考えておるところです。  以上でございます。 168 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 169 ◯11番(谷田川 泰君) 今言った部分だけでも開通できていれば、市民の方、住民の方々が、あの道路を挟んで右側、左側の狭い狭隘道路を通らなくて済むのです。あの部分がちょっと邪魔になっているといいますか、支障を来しているということでありますので、この辺も併せて早急に開通がされるようお願いをしております。  これまで本事業に関わった職員の人件費だけでも相当な予算、言い換えれば税金がつぎ込まれております。全く効率の悪い事業の進め方ではないかと思うところであります。用地交渉は相手に理解され、納得されて初めて成立するものであり、多くの時間がここに費やされるわけであります。そうであるならば、この用地交渉を集中的に実施すべきではないかと思うところであります。用地交渉には相手方と交渉する量と質が重要であると、このように言われております。事業計画自体には合意が得られても、個別具体の契約交渉がうまくいかない場合も多くございます。用地交渉の相手方となる地権者は、世代、性別、地域性など様々であります。相手方が抱える問題も、補償金であるとか、移転先であるとか、相続などの多種多様な様子であります。このような問題に対処するためには専門的な知識を必要とすることはもちろんであり、用地交渉の中で養う経験の蓄積が必要ではないかと私は思うところであります。そういった意味で、前回の質問でも提案しましたが、市役所OBや民間からの人材活用、また、職員の人材育成についても有効な手段であると考えております。執行部の考えをお伺いいたします。 170 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 171 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。駅前・東ノ辻線、こちらの用地につきましては、残りの地権者の方々につきましても、事業につきましてご理解をいただいているところではございます。  用地交渉の専門知識を持つ人材の活用をしてはどうかというご提案でございますけれども、まずは職員の研修などを通しまして、交渉に関する知識、技術の向上を図るとともに、県などの用地担当部署からの助言等をいただきながら、併せて再任用職員など、経験豊富な人材の活用につきまして検討してまいりたい、こういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 172 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 173 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま部長から答弁をいただきました。この点につきまして、改めて市長の考えをお伺いいたします。 174 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 175 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。早期完成には用地の取得を完了することが最優先であり、そのためには地権者のご協力が必要不可欠でございます。担当部長の答弁にもありましたが、職員の交渉力を高め、経験豊富なOBの活用も考えてまいりたいと思います。 176 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 177 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきましたが、公共事業における用地交渉は非常に重要であります。大きなウエートを占めております。そして、大変な作業であります。また、その結果によって進捗も左右されるわけであります。用地交渉のため、よりよい方法を一刻も早く採用し進めていっていただきたい、このように思います。  そういう中で、この道路整備、このままのスピードでいいとは思っておりません。社会情勢、隣接自治体、県内の道路もどんどん変わってきております。それによって、まちの形状、人や物の流れ、ひいてはまちの活性化、大きく変わってまいります。以前にも申し上げました、かすみがうら市の神立駅前から6号国道にかけての道路、区画整理事業であります。あっという間に完成をいたしました。その完成した道路の両側のまちづくりが着々と進んでおります。住宅地も整備され大分整ってきております。ほかの市ができて本市がなぜできないのか、理解できないところであります。  前回、市長は、この道路を重要な幹線道路と認識し、1日でも早く完成させたいというような答弁をいただいております。そうであるならば、令和7年度の完成を待つのではなく、前倒しして予算、人員を投入するなど、具体的な取組がなされなければ一向に事業は進まないと思っております。答弁だけいただいても事業は進まないということであります。もっと具体的に、こうして、こんなふうに、こうやればこうなる、明確にお示しをいただきたいと思います。再度市長の答弁を求めます。 178 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 179 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。議員おっしゃるとおり、本路線は主要地区を結ぶ幹線として防災活動や通学路として地域生活に密着した道路であり、安全安心なまちづくりには欠かすことのできない交通の要となる道路であります。用地取得に向けて最善を尽くし、1日でも早い開通に向けて邁進してまいります。  また、議員おっしゃるとおり、今、令和7年度完成予定でございますが、スケジュール感を持ってしっかりスピード感も加えながら取り組んでまいりたいと考えております。 180 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 181 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま答弁をいただきました。どうしても答弁の中身が、私としては抽象的ではないかと。何をどうするのか分かり得ない部分もございます。1日でも早く完成をさせたい、それは前回も聞いております。1日でも早い完成のため、どうするのか、用地取得の最善はどういうことをするのか、この部分が分からない、前へ進まないのであります。本当にまちづくりに必要な道路であるならば、市長自ら地権者に向かい合い、思いを伝えることも必要なのではないかと私は思います。再度市長のお考えをお伺いいたします。 182 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 183 ◯市長(谷島洋司君) 駅前・東ノ辻線の早期完成についてお答えいたします。先ほどもご答弁しましたが、本路線は石岡市の道路行政において重要な事業であると強く認識しております。先ほど部長から答弁がありましたように、担当課においても用地交渉を重ねているところではございますが、長年住まわれている住居の移転に不安を感じている地権者の方がいらっしゃるのも事実でございます。引き続き交渉の中で不安の解消等に努め、早期開通を目指し鋭意努力してまいりたいと考えております。また、状況によりましては、職員からの要請により、私自身自ら出向き、お願いに上がることも想定し、今後も職員と常時情報を共有しながら、円滑に事業が進むよう指示をしてまいりたいと思います。 184 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 185 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま市長からの答弁もありましたが、この路線、駅周辺整備と大きく関係する幹線道路であります。ただいま市長自ら交渉に乗り込む考えもあるということであります。早期完成には市長の政策判断、決断、そして実行力がなければなりません。それが首長であり、リーダーシップであると思っております。早期完成に向けた積極的な取組、これを期待いたしまして、本質問を終わります。 186 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時16分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 187 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 188 ◯11番(谷田川 泰君) 午前中に引き続き3項目目の質問に入ります。  生ごみ減量化への対策についてでございます。  今、地気球規模で環境問題に対する議論や意識が高まっているのは周知の事実でございます。環境問題といいましても幅が広く、市として、市民として、どういう形でこの問題に参画し、対応していくことができるのか、非常に難しいところもございます。そういう中で、今回、市民生活と大きく関係のある生ごみの減量化対策及び資源化についてお伺いをしてまいりたいと思います。  環境省の発表によりますれば、令和元年度の日本のごみ総排出量は4,274万トン、東京ドームおよそ115杯分にも及び、1人1日当たりのごみ排出量は918グラムということであります。約1キロであります。また、ごみ処理事業経費は少しずつ増加し、年間およそ2兆円にも及ぶとされております。これを国民1人当たりに換算いたしますと、約1万5,500円にもなるわけであります。とりわけごみにおいて、生ごみは大きな割合を占めております。飲食業、そして、毎日の家庭における食生活において発生し、全ての市民に関わりがある事柄であり、今、世界の資源枯渇、生態系破壊などの環境問題の関係においても非常に高い関心が示されているところでございます。  また、一方で、その減量化と併せ、可能性のある資源として有効活用が注目されております。そういう中で、本市として、生ごみの対策、減量化や資源化に向け、どのような考えを持っているのか、そういう観点で伺ってまいりたいと思います。  まず最初に、以前、本市においても生ごみ減量化対策として、コンポストや電気式生ごみ処理機の購入費用に対し、平成22年度まで補助制度があったわけでありますが、当時の補助制度の目的、内容等についてお伺いをいたします。 189 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 190 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 当時の制度の目的及び内容につきましてご答弁申し上げます。  制度の目的としましては、一般家庭を対象に家庭から出される生ごみを自家処理することで、ごみ処理施設への搬入量抑制及び生ごみの再資源化を図ることを目的としておりました。目的といたしまして、石岡市生ごみ処理容器設置費補助金を実施してございました。補助内容につきましては、生ごみ処理容器コンポスト、または電気式生ごみ処理機を購入した市民に対し、生ごみ処理容器は1基につき購入金額の3分の1を上限として限度額3,000円、電気式生ごみ処理機は1基につき3分の1を上限として限度額1万円、1世帯につき2基までとしてございました。合併前の旧石岡市において、平成4年度から補助事業を開始し、合併後は八郷地区も対象とし、平成22年度まで19年間事業を実施し、延べ3,089件の補助を実施してまいりました。  以上でございます。 191 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 192 ◯11番(谷田川 泰君) 合併前の旧石岡市から制度が開始されております。19年間、事業を実施したということであります。延べ3,089件の実績があるということでありましたが、実際にその効果というものはどのようなものであったか、お伺いをいたします。 193 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 194 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。ごみ処理施設への搬入量につきましては、生ごみのみの量は不明でございますが、燃やすごみの搬入量が年々減少傾向にございましたことから、補助金について一定の効果はあったものと考えてございます。  以上です。 195 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 196 ◯11番(谷田川 泰君) ただいま補助制度の効果について答弁をいただきました。  それなりの効果があったものと理解はいたしました。しかしながら、当該補助制度は、平成22年度に廃止されたわけであり、これは、どのような理由から補助制度を廃止したのか、お伺いをいたします。 197 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 198 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 補助制度を廃止した理由につきましてご答弁申し上げます。廃止の理由といたしましては、生ごみ処理機の普及促進が図られ、生ごみに対する市民の理解が深まったと判断したことから、平成22年度末をもって事業を廃止したものでございます。  以上です。 199 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 200 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの答弁では、ちょっと抽象的ではないかなと、抽象的な理由じゃないかなというふうに思います。3,089件の実績があったから普及が図れたということなんですか。これで本当に市民の皆さんが生ごみに対しての理解が深まったと言えますか、改めて執行部の認識についてお伺いします。 201 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 202 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。延べ3,089件の内訳といたしましては、世帯数として、累計2,362世帯の方に補助制度をご利用いただいてわけでございますけれども、年度別に見ますと、制度開始当初は多くの申請がございましたが、平成16年頃から申請数が少なくなっていたことは、普及が図られた結果と考えてございます。  また、市内に限ったことではございませんが、全国的に生ごみ処理容器が普及したことによって、その販売価格が2,000円から3,000円程度まで下がり、補助金額が数百円となることも多数ございました。  一方で、合併後は、八郷地区の申請がほとんどなかったことから、地域性も理由として考えられるのではないかと認識してございます。  以上です。 203 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 204 ◯11番(谷田川 泰君) 補助した世帯数としては2,362世帯、石岡市の世帯数の10分の1にも満たない件数であり、今の理由の中には、実際は補助制度をしたのでありますけれども、これはだんだん先細りになってきました。補助を申請する人が減ってきたので、制度を廃止したわけであります。決して、市民の生ごみに対する理解が深まったという認識や判断は違うのではないかと思っております。  そこでお伺いをいたします。事業を廃止してから11年、これまで市民の皆様から補助制度の復活や新たな制度を望む声、また、生ごみの減量化に対する意見等はありませんでしたか、お伺いをいたします。 205 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 206 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) 市民からの意見等につきましてご答弁申し上げます。担当課においては、年に数回程度、補助制度についてのお問合せやごみ減量化についてのご意見をいただいております。お問合せの内容といたしましては、以前購入したときに補助金をもらったが、今も補助金をもらえるのかとのご質問が多く、また、減量化についての意見といたしましては、資源ごみ回収補助金の内容の確認について及び缶、金属やペットボトルの資源化についてのご意見等をいただいております。  以上でございます。 207 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 208 ◯11番(谷田川 泰君) 現在、霞台厚生施設組合の施設も新しくなりました。その処理能力や環境への対応というのも進展をいたしております。しかしながら、ごみの減量化、資源化に対する取組は、これまで以上に評価していく必要があるものと考えております。冒頭にも申し上げましたが、環境に対する世界的地球規模の議論がされている中であります。それを支える市民一人一人がごみの減量化に対する意識の強化、取組を実践していくことが必要であると求められております。行政として政策も問われるところであります。ごみが少なくなれば焼却する量も減る、つまり、コストダウンによって投入される税も減ってくるということになるわけであります。そういう中で、県内自治体において、以前、本市が実施していた堆肥化や処理機への補助制度は実施されているのか、実際に把握しておればお示しをいただきたいと思います。 209 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 210 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。令和3年度の実態でございますが、生ごみ処理機購入に係る助成制度につきましては、県内44市町村のうち34市町村で実施している状況でございます。内容といたしましては、補助率は2分の1ないし3分の1、上限額は2万円の市町村が多い状況となってございます。対象機器につきましては、電気式につきましては、34市町村全てが実施していますが、コンポスト容器につきましては、対象としていない市町村等もございます。  以上でございます。
    211 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 212 ◯11番(谷田川 泰君) ただいまの答弁によりますと、県内ではまだ多くの自治体が実施をされているということであります。この11年間、この間、食品ロスの問題や新たな法律の制定、事業系の食品リサイクル法と生ごみの減量化と資源化に対する意識、取組が平成22年度の補助制度が廃止された当時とは大きく変わっておるのが現状であります。執行部としては、むしろ積極的な啓発と実践のため、補助制度の復活、もしくは新たな制度を創設すべきであると考えるところであります。担当部としてのお考えをお伺いいたします。 213 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鈴木君。 214 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。議員ご指摘のように、ごみの減量化、資源化につきましては、SDGsの採択等もあり、以前とは状況が変化してきております。特に昨年度からのコロナ禍にあっては、ステイホームやリモートワークなど在宅時間の増加により、市民1人当たりの家庭系ごみ排出量が増加に転じていることから、担当といたしましても対策の必要性を強く認識しているところでございます。また、今年4月から稼働している霞台クリーンセンターみらいにつきましては、焼却炉を長く使用していくためには適切なごみの分別を図っていく必要があること、また市の負担金については、ごみの搬入量によっても額が変わることから、水分を多く含む生ごみの減量化対策を引き続き行っていく必要性につきましても認識してございます。  補助制度の復活、または新たな制度の創設につきましては、近隣自治体の補助制度の現状や費用対効果等を精査いたしまして検討してまいりたいと考えております。  また、市民の皆様への啓発につきましては、お配りしているごみ分別ガイドに、生ごみは水分を切ってから出すよう記載しているところでございますが、市報へのコラムの掲載やリーフレットの作成など、新たな周知、啓発方法につきましても実施してまいりたいと考えてございます。  以上です。 215 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 216 ◯11番(谷田川 泰君) まだ多くの市町村でコンポスト、また発酵機材購入費の半額5,000円を上限とするといった補助制度が実施されておるということなんです。このような金額で生ごみの減量化や環境問題への意識が、また高揚が図れるとすれば本当に安い経費ではないかというふうに私は思っております。市民全体が関わるこの仕組みづくりを考えましたときに、市全体の減量目標を立てながら、この補助制度によって市全体で減量化に取り組めるということであります。  さらに、地域ぐるみで取り組むことによって、コミュニティーの醸成にもつながる、ひいては環境といった側面からのまちづくりへの市民参画を促す有効な手段の1つであると私は考えるところでございます。  そこで、市長にお伺いをいたします。  市長の襟元には、持続可能な社会を目指すSDGsのバッジが輝いております。この生ごみ処理に対する市長の考え方、お伺いをしたいと思います。 217 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 218 ◯市長(谷島洋司君) 生ごみ減量化への対策につきましてお答えいたします。持続可能な開発のための2030アジェンダが採択されるなど、現在、世界的に環境負荷に対する対策が進められている中にあって、ごみの減量化と再資源化は重要な課題の1つであると認識しております。  ごみ減量化対策につきましては、かつて生ごみ処理機の購入に対して、市が補助金を交付していたことは承知してございます。議員ご指摘のように、霞台の新たな焼却施設の効率的な運用のためにも生ごみを含めた燃やすごみの減量化は不可欠であると考えております。  そのためには、補助金についても対策の1つであろうと思います。効果のある、そして、現在の石岡市に合ったごみ減量化の方法について調査研究していくとともに、3Rの推進など、市民の皆様への周知広報に努めてまいります。 219 ◯議長(菱沼和幸君) 11番・谷田川 泰君。                 〔11番・谷田川 泰君登壇〕 220 ◯11番(谷田川 泰君) なぜこのような質問をしたのかといいますと、私のところにも生ごみの処理について、以前は補助金、助成金があったのですが、今はなくなってしまっているというような状況になっている。市民の方によっては、地域差もありますけれども、何とか復活ができないものか、それとも新たな制度を取り入れることはできないかという要請をいただきまして、今回の質問に至ったところでございます。また、生ごみは焼却する、処分する場合でも含水率が非常に高い、焼却しづらい、炉の温度を下げてしまう原因にもなっております。水切りをしてから捨てるように呼びかけられてはおりますが、なかなか現状はそうはいっていないように私は理解をしております。焼却に適さない生ごみ、それをうまく活用するためにも、以前実施をされていた生ごみから堆肥をつくる、これを各家庭で実践をしていただく。この小さな取組が大きな成果をもたらすのではないかと考えております。処理費用を無駄にしないという観点からも、生ごみの減量化、再資源化に対する新たな取組、助成制度の確立が必要であると私は認識をいたしております。  また、これまでは一般家庭が対象であったわけでありますが、飲食店や事業系からの多くの生ごみ、食料廃棄物が出るわけであります。これらをごみとして捉える代わりに、循環させる資源として捉えながら、持続可能な社会の仕組みを戦略として市民全体が取り組める制度を早急に構築していただければと思います。この件に関しては、強く要望をいたしておきます。  以上で私の質問を終わります。 221 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。  1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 222 ◯1番(鈴木康仁君) 1番・鈴木康仁でございます。通告に従いまして、3項目質問させていただきます。  まずは、1項目目、先進的交通手段導入について。グリーンスローモビリティー実証実験の検証結果について伺います。  ついこの間、令和3年11月10日から11月28日まで、国の支援を受け、石岡市における南台地区とばらき台地区をつなぐ地区間生活道路を活用したグリーンスローモビリティー実証調査事業を実施したわけですが、こちらの実証経過についてお伺いしていきます。  まず初めに、石岡市は、この事業の目的を石岡市地域公共交通網形成計画において、基幹路線と定めるBRT、バス専用道路のことです、のさらなる利用向上を図るため、沿線地域内の移動制約者の外出機会を生み出し、人の流れを活性化する、そういったような位置づけにしています。国土交通省によりますと、グリーンモビリティーは、地域の脱炭素化を進める有効な取組の1つとして、そして、高齢化が進む地域の地域内交通の確保や観光資源となるような新たな観光モビリティーの展開など、地域が抱える様々な課題の解決と地域の環境に優しいエコモビリティーの普及を同時に進められるとしています。  そこでお伺いします。石岡市において、地域が抱える様々な交通課題とはどんなことだと執行部は認識しているか、お伺いします。 223 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 224 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 当市におけます交通政策の課題でございますけれども、現時点で少子高齢化、こちらに伴いまして、バス路線的にも減ってきている、現状維持という形で進んでいるわけではございます。免許返納者、また高齢者が増えていく中で、移動制約者という中では乗り合いタクシーも現在進めているところではございますけれども、なかなかそちらも利用できない方も多くおられると思います。そういった中で、今回実証実験ではございますけれども、グリーンスローモビリティーという形で南台、また、ばらき台団地の中で生活道路に密着した中での実証実験を進めたわけでございます。こういった実証実験、これからも実験の中で経過を踏まえながら実施に向けた取組が早急にできれば、いろいろな面で、そういった交通弱者の対策が進んでいく、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 225 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 226 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、今回の実証実験について、先ほども先輩議員からも質問があったのでかぶってしまう部分もあるんですけれども、もう一度お願いしたいんですけれども、実証調査の概要、そして、利用状態、そして、アンケートを取っていれば、アンケート調査の集計によって見えてきた問題点、また、これから実験ではなくて、本当に事業化をしていくための課題が見えていれば教えていただきたいと思います。 227 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 228 ◯都市建設部長(鶴井重則君) それでは、まず、事業につきましてご答弁申し上げます。今回のグリーンスローモビリティー実証実験でございますけれども、地区内の移動制約者の買物等の外出機会の創出、あわせまして、BRT、バス専用道路との接続を図りまして、コンパクトプラスネットワークによります地域公共交通の活性化を図るとともに、移動制約者の行動範囲を広げていくことを目的として実施したところでございます。  また、事業の内容でございますけれども、今回の調査におきましては、国土交通省が公募いたしました地域内交通の確保など、地域が抱える課題の解決と環境に優しいエコなモビリティーの普及を進めるグリーンスローモビリティー活用検討に向けた実証調査支援事業、こちらを活用いたしまして、国のほうから車両の貸与を受けまして、南台地区、ばらき台地区、両地区でそれぞれ9日間、実証調査を行ったところでございます。  輸送実績等についてご答弁申し上げます。まず、南台地区におきましては、9日間の実施によりまして、総勢386名、1日当たりにしますと約43名のご利用がございました。続きまして、ばらき台地区におきましては、同じく9日間、10日間を予定しておりましたけれども、1日落雷の注意報がございまして、実施ができなかったと、そういうことでございまして、9日間実施したものでございます。この間の利用者といたしましては635名、1日当たりにしまして約71名となっており、合わせまして、合計で1,021名と多くの方にご利用をいただいたものでございます。  こちら、利用者の傾向でございますけれども、平日におきましては高齢者の方、休日におきましては家族連れの方の利用が多い状況でございました。結果といたしましては、幅広い年代の方にご利用いただくことができたところでございます。  また、利用目的でございますけれども、直売所での買物や公園の利用が主なものとなってございます。  現在、アンケートを集計中でございますけれども、ご利用をいただいた方からの現場での感想として聞いたものがございます。買物帰りの荷物が重かったので、こちらの利用に伴い非常に助かった。また、小さな子どもとでも気軽の乗れる雰囲気がよかったなど、おおむね好意的な意見が多いところでございました。しかし、中には、車両のステップが高く、乗り降りが大変だった、こういった車両の改善に対するご要望もいただいております。  今後、集計をしまして、どういった内容か、また再度調査をしていきたいと思います。また、現時点での課題でございますけれども、今回の車両が12人乗りといった形で、大人数で、鈴木議員が前、ワーゴ、そちらのほうは小型の4人乗りということで、大変小回りも利いて、フットワークがいいと、そういう状況がございます。今回の状況も踏まえまして、次回予定しておる場所においては、そういった車両、また小回りが利く、そういったものも視野に入れながら、いろいろな角度から実証実験をしていきたい、こういうふうに考えております。  現在、先ほど申しましたように、利用者アンケート、また運行区域において住民アンケート、こちらを実施しておりますので、結果を集積、分析しまして、今後の判断の材料にしていきたい、そういうふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 229 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 230 ◯1番(鈴木康仁君) とてもアンケートの結果を期待していたんですけれども、2番の質問にも関わる答弁をいただいたのでちょっと焦っているんですけれども、今回、私、実際に乗ることができなかったんですね。お披露目のときは中まで入ってみて、確かにステップが高いとか、そういった車両特有の問題は感じていたんですけれども、走っているのは、私、仕事中、何回か見ました。その中で、SNSとか、そういうので上がっている状況を見ると、実際そこに住まわれている方以外に話題性もあったし、珍しいということで、休日なんかは遠方から来て乗る方なんかもいて、そこで、実際に利用する人と、今回乗られた方、多分想定で半分半分ぐらいかなと思っています。その辺で1つだけ確認したいんですけれども、アンケートを取ったときに市外にお住まいの方とか、そのエリアにお住まいの方とか、そういう項目はあったのか、確認させてください。 231 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 232 ◯都市建設部長(鶴井重則君) アンケートの、市内、また区域外の利用ということのアンケートの項目でございますけれども、大変申し訳ないんですが、手元に資料がございませんので、そろい次第、答弁のほうをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 233 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 234 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、後でというより後日で大丈夫です。  それでは、次の今後の実証実験の予定、導入について伺います。  こちらも先輩議員の質問の中で、次は市街地を予定しておるというような回答があったと思うんですけれども、改めてスケジュール等、そして、導入先がある程度分かっているならば予定を教えていただきたいと思います。 235 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 236 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。今後につきまして、先ほど小松議員の答弁の中で、中心市街地において実験を行いたいということで答弁させていただきましたとおり、今後、中心市街地におきまして実証調査を行いまして、今回の調査結果と併せまして、需要や課題の整理を行ってまいりたいと考えております。  現在、実証実験を中心市街地で計画している大まかな内容としましては、できれば3か月、期間を長めに取った中で3地区ほど、中心市街地を3つに分断した中で実施をしていきたいと、そういった形で考えております。  また、事業におきましては、国の補助、こちらのほうも該当になる事業があるという話で伺っておりますので、担当のほうでは計画書の作成や予算取りの手続を今進めていると、そういう状況でございます。  そういった結果を踏まえまして、本格的な運行の可能性について検討してまいりたい、そういうふうに考えております。  また、先ほどの利用者アンケートの中で、お住まいの件でございます。石岡市にお住まいの場合には、町名の記入、また石岡市以外という設問も設定しているところでございます。  答弁は以上でございます。 237 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 238 ◯1番(鈴木康仁君) ありがとうございます。市街地を3つの地域に分けてということで、今回、私はさきの定例会で何回か、ぜひ導入して実証実験をやってくださいということが、一歩形になったと私自身は思っております。その中で、私はもうちょっと小型化のものを想像していたんですけれども、地区地区で利用人数や利用頻度、対象の方で形が違うのかなと思います。そして、今回の実験を受けて、期間が短いと、どうしても物珍しさで、なかなか実際に今後使っていくような対象者のデータが上がりにくいというものもあるので、今回は国から車両を借りてという形でしたけど、恐らくメーカーが貸してくれるような実証実験もあるような気がします。というか、やっているところは過去にはあったんですけれども、そうすると、期間がある程度長く借りられると思うんですね。そうすると、よりリアルな実際に合ったアンケートが取れる、検証結果が出ると思うんです。その辺も考えていただきたいのと、あと、今回、私、運転をボランティアでされた方、関鉄のOBの方とかとお話ししたときに、車両が小回りが利かないとか、ステップが高いのは聞いていたんですけれども、今後、もし石岡市がこういったものを導入していく中で、これはあくまで提案なんですけれども、やはり1年365日運行していく中で、石岡市内にはいろんな団体や企業があったりするんですね。そことタイアップをしながら、私が研修に行った輪島市なんかは、実際に商工会議所の女性の職員さんだったり、OBの方がやっていたんですけれども、料金を取らなければ、今回導入したのとまた違った小型のものならば、ボランティアの運転手で、石岡市は維持費と保険だけ掛ければ、お金をかけずに運行できるんじゃないか、利用者からお金を取らなくてもできるんじゃないかと思っております。石岡には大きい企業がありますので、よく市と防災協定を結んだり、いろんなもので協定を結んでいる関係があると思うんですけれども、そこも協力していただきながら、例えば研修を受けた方が年に1日だけやってくれるとか、A社は何日、B社は何日とか、これが3日なのか4日なのか分からないですけれども、そういったもので、共に協働のまちづくりじゃないですけれども、参画していただくことで、これからの石岡市、よりいい形になるんじゃないかと思いますので、その辺も含めて、ぜひ検討していっていただきたいと思います。  最後に市長に、今回、実際に市長はお披露目のときにも乗りましたけれども、どういった感想をお持ちになったか、お聞かせ願えればと思います。 239 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 240 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。今回のグリーンスローモビリティーの実証実験では、18日間で1,000名を超える利用をいただき、新たな交通手段としての可能性を感じたところでございます。今後は新たな交通と既存の交通手段の連携、また社会が脱炭素社会に向けて進んでいく中で、環境への配慮も念頭に置きながら、公共交通施策に取り組んでまいりたいと考えております。  先ほど来、議員のほうからご指摘のように、民間の力をお借りしたり、あるいは様々な新しいツール、新しい手法なども取り入れていきながら、地域にとって公共交通機関はどのようにあるべきか考えてまいりたいと思っております。 241 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 242 ◯1番(鈴木康仁君) ぜひ交通弱者と言われる免許返納者や高齢の方が住みやすい、そして、お買物も病院にも気楽に気安く行けるようなまちづくりを市長にはリーダーシップを取って進めていっていただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。質問項目2項目目になります。リトルベビーハンドブックの導入について伺ってまいります。  現在、日本の赤ちゃんの出生時の平均体重は3キロ、そして、平均身長は約50センチと言われています。しかし、2019年の統計では、全体の9.4%の新生児が2.5キロ未満、そしてまた、そのうち1キロ未満の赤ちゃんも0.3%、全国にすると2,600人以上いたそうです。  そこで、リトルベビー、体重が小さい赤ちゃんのことです。低出生体重児のことを言うらしいですけれども、に対する石岡市の認識についてお伺いいたします。 243 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 244 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。リトルベビー、いわゆる低出生体重児でございますけれども、一般的に出生体重が2,500グラム未満の出生児のことで、そのうち1,500グラム未満が極低出生体重児、1,000グラム未満が超低出生体重児となります。低出生体重児は、出生後に医療的ケアが必要になる場合も多く、発育、発達、こちらの遅延や障がいに関わるリスクが大きいことが指摘されておりますので、母子への寄り添った支援が必要であると認識しております。  そのため、保護者は出生直後から退院後、乳児期、幼児期と様々な不安を持ち、育児上の困難を抱えやすい傾向にあると言われております。 245 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 246 ◯1番(鈴木康仁君) それでは、当市、石岡市での低出生体重児の出生状況、これを把握していれば教えていただきたいと思います。 247 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 248 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市での、まず1,500グラム未満の極低出生体重児の出生状況でございますが、過去5年間で申しますと、平成29年は1名、平成30年は7名、令和元年は1名、令和2年は1名、今年度は11月30日時点でゼロ名となっております。そのうち1,000グラム未満の超低出生体重児は、平成30年に3名いた状況でございます。 249 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 250 ◯1番(鈴木康仁君) 石岡市でも毎年のように少し早く生まれてしまったり、体調の関係で体重が軽く生まれてしまうお子さんがいるようです。それで、平成30年度には平均よりはるかに高い1.6%の方、7名、うち3名が1,000グラム以下ということで、多かったみたいですね。石岡市は、低出生児への支援というのは、現在はどのようにされているのか、お伺いいたします。 251 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 252 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。まず、当市の低出生体重児ですけれども、こちらの確認方法でございますけれども、こちらは出生届出のときに提出していただく出生連絡票の中の出生体重や入院状況等により把握しております。さらに、未熟児養育医療の申請時に相談を行うとともに、病院の情報を基に退院後の相談、訪問など様々な機会で成長の状況を把握しているところでございます。  低出生体重児の支援といたしましては、入院に係る医療費等の一部を負担する未熟児養育医療の制度がございます。こちらは、出生体重が2,000グラム以下、もしくは運動不安などの生活力が特に薄弱といった病状があるお子さんで、養育医療が必要と主治医が判断した場合対象になり、保護者が市町村に申請を行うもので、国、県の補助金事業となっております。また、未熟児訪問、産後ケア事業、子育て相談など、随時相談対応を行うことで、低出生体重児を育てる保護者の不安等の軽減を図る取組を行ってございます。  以上でございます。 253 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 254 ◯1番(鈴木康仁君) 本当にお子さんだけじゃなく、保護者も自分の子どもがちょっと早く出てきたり、少し小さいということだけで抱える不安というのはすごくあると思うんです。  そこで、私、今回、リトルベビーハンドブックということを質問項目にしていますが、石岡市は、リトルベビーハンドブック、小さいお子さん用の簡単に言ってしまえば母子手帳のようなものなんですけれども、これについての導入についてお伺いいたします。 255 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 256 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘のリトルベビーハンドブックでございますけれども、こちらにつきましては、現状の省令で定められた母子健康手帳では対応していない低出生体重児に配慮された体重のグラフなど、小さく生まれた赤ちゃんの成長が確認しやすく、記録しやすいもので、子育てを前向きに捉えるよう工夫がされた小冊子でございまして、2018年に静岡県で発行され、他自治体にも活用する動きが広まっているところでございます。
     当市においても、低出生体重児の支援をさらに充実させるために、導入に向けた検討が必要であると考えております。  以上でございます。 257 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 258 ◯1番(鈴木康仁君) 本当に母子手帳って、生まれる前と生まれた後、経過を記録していくんですけれども、私も一番下の子がまだ12歳、でもだんだんとその頃の記憶が薄くなってしまったんですけれども、意外に母子手帳って、健診や予防接種もあるので、大きくなっても使ったり、今度、自分の子どもが打つときに見るのに自分のときの母子手帳と見比べてみたり、そういった大切な記録が詰まったものなのですね。それで、健やかに育っていく、いつはいはいをしたか、寝返りをしたかというのを記録していくことで楽しむというか、本来、うれしさを記録していくものなんですけれども、そのグラフが一般的なものと、ちょっと小さいだけで発育が違うだけで苦痛になってしまっているという方がいるのも今現状です。リトルベビーハンドブックというのは、今現在、県単位で動いているのが6県、まだ県の中の1市とか2市がやっているところが4県、今検討中のところもあるようですけれども、まだ茨城県では一個もないんですね。  市長は、先ほど先輩議員もおっしゃられていましたが、SDGsのバッジをつけて、誰一人取り残さない、そういった意味でも、これは本当にNPO法人が模範となるデータも持っていますので、お金をかけずに、かけたとしても少額で導入できます。ぜひこれを進めていっていただきたい、そう思うんですけれども、最後に市長のお考えをお聞かせ願います。 259 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 260 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。標準的体重で出生したお子さんであっても、子育てには不安や心配が多々あることと認識しております。さらに、小さく生まれたお子さんであれば、身体的機能が未熟なため、手厚い医療が必要になるなど、家族の心理的な負担は計り知れません。その不安の解消、さらに地域の方が小さな子を育てることを理解し、支援へつなげられるよう、ご提案いただいたリトルベビーハンドブックについて、導入できるよう担当部局に指示いたします。 261 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 262 ◯1番(鈴木康仁君) 本当に大変前向きなご答弁、ありがとうございます。  これを導入することで、担当する市職員もそうですし、地域全体がそういった本当に少ない割合かもしれないけれども、標準値よりちょっと早く生まれた、ちょっと小さいだけの子に対しても認識を持って、優しい目で見ていっていただけるような環境がつくれて、これはできれば石岡市は茨城でも一番そういった面に優しいまちになりますので、ぜひ早急にお願いします。  それでは、3項目目に移らせていただきます。  こちらも先輩議員が質問されていますけれども、違った視点で質問を進めていきたいと思います。  石岡市独自の経済支援の考え方についてお伺いしていきます。  新型コロナウイルス感染症は、日本において感染者のピーク時に比べればどんどん数は少なくなっていますが、また、最近、オミクロンなんていう名前のついた新しいコロナウイルスがはやり始めています。  こうした中、政府は、経済対策として18歳以下の子どもを育てる世帯向けの10万円給付を予定していたり、そういったものもあるようですけれども、なかなか国の条件が設けられてしまっているような現状だと思います。そんな中で、18歳以下の子どもだけに限らず、今、コロナ禍の企業もそうですし、家庭もそうです。困っている方に対して、現在、石岡市独自で経済支援の状況について、どのようなものがあるのか、お聞かせ願えればと思います。 263 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 264 ◯経済部長(塩畑浩行君) 市独自の経済支援の状況についてご答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症に係る市独自の経済支援対策の状況につきましては、臨時創生交付金等を活用し、令和2年度は8事業、令和3年度は6事業に取り組んできたところでございます。令和2年度の各事業でございますが、初めに中小企業緊急支援事業補助金は、一月の売上高が前年の同月と比較して50%以上減少しながらも、新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ事業者に対し補助金を行った事業で、申請件数は64件、交付金額は1,147万2,000円でございます。  次に、中小企業等事業継続給付金は、国の持続化給付金の要件を満たさず、給付対象とならなかった事業者に対し支援を行った事業で、申請件数は84件、交付金額は1,160万円でございます。  次に、新型コロナウイルス関連融資応援給付金は、新型コロナウイルス感染症の影響により公的融資を借り入れた事業者に対し支援を行った事業で、申請件数は558件、交付金額は5,580万円でございます。  次に、中小企業等緊急家賃支援給付金は、国の家賃支援給付金の支給対象となった事業者に対し支援を行った事業で、申請件数は165件、交付金額は2,327万4,000円でございます。  次に、いばらきアマビエちゃん登録促進給付金は、いばらきアマビエちゃんの登録を行った事業者に対し支援を行った事業で、申請件数は413件、交付金額は4,370万円でございます。  次に、新型コロナウイルス関連対策支援事業追加給付金は、新型コロナウイルス関連融資応援給付金の交付を受けた事業者に対し追加支援を行った事業で、申請件数は553件、交付金額は5,530万円でございます。  次に、プレミアム付商品券発行事業補助金は、プレミアム率10%、プレミアム商品券を2万冊発行いたしました。  最後に中小企業事業継続応援給付金は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、事業継続に必要な資金を県と市町村が協調貸付けする事業で、申請件数は7件、金額は307万5,000円でございます。  続きまして、令和3年度の各事業についてですが、初めにプレミアム付商品券発行事業補助金は、プレミアム率20%のプレミアム商品券を2万冊発行いたしました。  次に、キャッシュレス決済ポイント還元事業は、キャッシュレス決済の利用者に対し、1決済当たり1,000円、一月で1万円相当を上限として、30%の市独自のプレミアムポイントを付与する事業でございます。  次に、石岡市新型コロナウイルス関連融資応援給付金は、新たに令和3年1月から新型コロナウイルス感染症の影響により公的融資を借り入れた事業者に対しまして支援を行った事業で、申請件数は77件、交付金額は1,540万円でございます。  次に、いばらきアマビエちゃん登録促進給付金は、令和3年9月末までにいばらきアマビエちゃんの登録を行った事業者に対し、令和2年度と同様の支援を行った事業で、申請件数は58件、交付金額は600万円でございます。  次に、中小企業事業継続応援貸付金は、令和2年度と同様の支援を行った事業で、申請件数は6件、金額は260万円でございます。  最後に、営業時間短縮要請等関連事業者応援給付金は、県の営業時間短縮要請等関連事業者支援一時金の交付を受けた事業者に対し支援を行った事業で、申請件数は33件、交付金額は660万円となってございます。  以上でございます。 265 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 266 ◯1番(鈴木康仁君) やはり企業向けが市単独ということもあるのか、大変多かったなと思います。  ちょっとその中で気になったんですけれども、キャッシュレスのポイント還元でしたっけ、あれの利用状況を30%で月1万円上限ということだったんですけれども、こちらの利用状況の数とか金額の面で教えていただきたいと思います。 267 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 268 ◯経済部長(塩畑浩行君) キャッシュレス決済の利用状況についてご答弁申し上げます。前回の実施結果でございますが、決済金額は5,974万8,893円となっており、これは前月決済の金額が1,692万62円でございますので、前月売上げ比の3.5倍となった結果となってございます。ただ、緊急事態宣言等もございまして、思うように事業が行えなかったという状況にございました。  以上でございます。 269 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 270 ◯1番(鈴木康仁君) キャッシュレス還元の企画は、私個人的にはすごく利用者にも、そして、お店側にもウィン・ウィンな関係が保てるすばらしい事業だったなと感じておりました。  その中で、利用者から声が上がったのが、お店によって、途中で使えなくなってしまったような店舗があったということですが、先ほど先輩議員の質問の中で、今後1月にもキャッシュレスプレミアム還元を企画しているという中で、そういった利用枠などについて障害があった店舗などとの打合せは、もう1月ですのでできているのか、ご質問させていただきます。 271 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 272 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。障害があった店舗との打合せというご質問でございますが、こちらは障害と言われる部分になると思うんですけど、期間中に店舗で決済額が設定金額を超えると、キャッシュレス決済での支払いができなくなるということで、現金払いやクレジット払いになるということで、結果として、お店側で上限額を設定しているところなんですけど、売上げが予想以上に伸びたので、お店のほうで設定している金額を超えたことにより使えなくなったというような状況でございましたので、そういったところにつきましては、しっかりと周知のほう、お店のほうにも行ってまいりたいと思っております。ただ、設定金額については、あくまでもお店が行うものですから、そちらのほうは、お店が売上げの部分を見越した上で設定金額をしていただけたらと思っております。  以上でございます。 273 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 274 ◯1番(鈴木康仁君) 設定枠とか、やるかやらないかはお店側の判断ですけれども、ぜひ使っていただくと、店舗にとっても使われる方にとっても有意義なものですので、その辺を丁寧に行政として説明していただければなと思います。  2番の今後の独自での支援策を検討しているかについては、先輩議員の中にも1月にそういうキャッシュレスをやるとか説明を受けたので、答弁は結構なんですけれども、先日、新聞を見ていると、近隣の自治体の中で、今回の国が進めている18歳以下の世帯向けの10万円相当の給付が、所得制限が条件についてしまった場合、市独自でそれを補うような方法を取っていくというようなことが載っておりました。それについて、石岡市はどのようなスタンスを取っていくのか、もう既に検討されているのか、お伺いします。 275 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 276 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。小美玉市の件でございますが、内容等については、報道等もございまして、承知はしているところでございます。小美玉市で行おうとしている事業につきましては、議員ご承知のとおり、政府で新たにコロナ克服新時代の開拓のための経済対策の1つとして、人への投資の強化の部分の中に子ども・子育て支援の推進ということで取り組まれているのだと思っております。経済部といたしましては、これまで事業者支援を行ってきたところでございまして、直接的な所管という部分については、まだ内容等も決まっておりませんが、当然難しい部分はあるんですけど、経済部といたしましては、これまで同様に事業者支援のほうをしっかり行っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 277 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 278 ◯1番(鈴木康仁君) しっかりと経済対策をしていくと部長の答弁にありましたのでお任せしますけれども、なかなか条件の中に、個人のほうですけど、前年度所得とかいっても、今が大変な方もいらっしゃいますので、その辺もちゃんと視野に入れて検討していただきたいと思います。  最後に市長にお伺いします。  市長が市長選で戦った中のアンケートで、国や県の対応と連携し、抜け落ちている部分へのきめ細やかな対応をしたいと、アンケートで市長は答えていたので、ぜひ今回の小美玉市みたいなことも視野に入れていただきたいと思うんですけれども、市長のお考え、最後に聞かせていただきたいと思います。 279 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 280 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。議員おっしゃるとおり、小美玉市の経済対策につきましては認識しておるところでございます。各市が様々な事業を展開していることを見据えて、石岡市としてもより効果的な支援策を実施してまいりたいと考えております。今まで国、県の施策、それに足らないもの、あるいはそれに追加していくもの、そういった観点から切れ目のない経済対策を進めてまいりました。今後も国、県の動向を見据えまして、市民の声をよく聞きながら、切れ目のない経済支援を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 281 ◯議長(菱沼和幸君) 1番・鈴木康仁君。                  〔1番・鈴木康仁君登壇〕 282 ◯1番(鈴木康仁君) ぜひ市長、決して私はばらまきとか言われるような施策をしろとか言っているわけではないんです。本当に現状が、条件に対してこぼれてしまったり、前年は所得があったけど、今回はないんだとか、本当の生の声をより多く聞いていただいて、しっかりとした現状を踏まえた補うような補填策、そういったものを実行していただくことをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 283 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時36分休憩             ──────────────────────                   午後 2時49分再開 284 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  初めに、経済部の塩畑君から発言を求められておりますので、これを許します。  経済部長・塩畑君。 285 ◯経済部長(塩畑浩行君) 先ほど私の説明の中で、令和2年度経済支援事業の中で、「中小企業事業継続応援貸付金」と申し上げるところを「中小企業事業継続応援給付金」と申し上げてしまいました。訂正して、おわび申し上げます。 286 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。  3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 287 ◯3番(新田 茜君) 議席番号3番・新田 茜でございます。今期定例会におきましては、2項目通告をしておりますので、一問一答方式で順に伺ってまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。  質問項目1、石岡市における育児と介護のダブルケア支援についてを伺ってまいります。  現在の日本において、女性の社会進出に伴い、結婚の時期が遅くなる晩婚化が広がり、それにより出産をする年齢も高まったり、また、少子化により兄弟姉妹の少ない家族構成や親戚付き合いが減ったことによる介護者不足、さらには、高齢化の進行など様々な背景から育児と介護を同時に行う状態であるダブルケアというものが年々増加しているようでございます。ダブルケアの内容も様々で、子どもの育児と親の介護、そして、子どもの育児と配偶者の介護、また、障がいのあるお子さんの介護とその兄弟の育児、さらには、育児は含みませんけれども、両親2人の介護、また、親と配偶者の介護など、多くのダブルケアのケースがございます。これも状況によっては、トリプルケアとなっているケースもあるようでございます。平成28年に内閣府が実施した調査結果によりますと、ダブルケアをする方は、全国で25万3,000人いるという報告がなされておりまして、その内容を見てみますと、ダブルケアを行う年齢の構成は、30代女性が43.4%、そして、30代の男性が40%、そして、40代女性が40.4%、40代男性が38.2%と30歳代から40歳代が最も多く、男女ともに全体の8割を占めておりまして、これは育児のみを行う方の年齢構成とほぼ同様とのことでございました。こういった状況によりまして心身の負担が増加し、仕事への影響が生じたり、支出の重なりによる経済的負担の増加など、多くの問題が重くのしかかっている状態にございます。  この調査は、あくまで推定値を出すための調査でございますけれども、具体的な項目でのデータが出されておりましたので、今回、質問をさせていただく上での参考にさせていただきました。こちらは5年以上経過している調査報告でありますので、もしかしたら現在はもっとダブルケアラーが増加しているのではないかなというふうに考えます。  そこで、石岡市のダブルケアに関しての現状と支援策、また今後の取組についてを伺ってまいります。  (1)として、石岡市のダブルケアラーの現状について。まずは、このダブルケアについて、石岡市としてはどういった認識をお持ちであるのか、まずお伺いをいたします。 288 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 289 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ダブルケアでございますけれども、子育てと親や親族の介護が同時期に発生するなど様々なケースがある状況でありますけれども、晩婚化、晩産化、少子高齢化といった社会的変化がその背景にあり、体力的、精神的負担が大きいだけでなく、時間的制約や経済的負担と生活に様々な影響を及ぼすものであると認識しております。  以上でございます。 290 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 291 ◯3番(新田 茜君) 今、認識についてお答えをいただきました。こちらは、なかなか数字ですぐ表せるものではないと思いますので、現在、石岡市内にどのぐらいのダブルケアラーの方がいらっしゃるか、存在するかという把握というのが非常に難しいと思いますけれども、実際にダブルケアラー、またはそう思われる方からの相談といったものはあるのでしょうか、お伺いをいたします。 292 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 293 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。市内にダブルケアが存在しているかどうかについては、現状で把握できていない状況でございますけれども、実際、それぞれの介護、育児等の窓口での相談状況で、年に数件あるかどうかという状況でございます。対応といたしましては、介護や育児等の相談を受けた際に、聞き取りの中でダブルケアラーであることが判明した場合には、育児や介護などの関係部署と連携しながら対応している状況でございます。  以上でございます。 294 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 295 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。数字の把握はできていない状況ということでありましたが、それで、相談を受けた際の対応ということも今お答えいただいたんですが、その中で、各課での連携というお話がありました。特に育児と介護では、それぞれ相談をする窓口がもちろん異なるわけでございますが、両方に対しての相談があった際、情報の共有ですとか、先ほど連携ということでお答えいただきましたが、実際には具体的にどういった連携を各担当の課ではなされているのか、お伺いをいたします。 296 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 297 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在、子育ての相談につきましては、本庁の子ども福祉課、保健センター、それから、介護の相談につきましては、本庁の高齢福祉課、地域包括支援センターでそれぞれ相談を受けております。本庁であれば、相談者のいる窓口に相談内容に応じた関係部署の職員が出向き対応しており、子育て包括支援センターや地域包括支援センターであれば、電話で関係部署と情報共有を行いながら対応している状況でございます。  以上でございます。 298 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕
    299 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。連携の部分でお答えをいただきました。今回、この質問をさせていただくに当たり調整をした際に、各担当課の職員の方々とお話をさせていただきまして、それぞれの相談の窓口は、今、部長がお答えいただきましたけれども、庁内でも課が隣り合わせで、関連する部署もフロアが同じなので、非常に行き来がしやすい環境ということで、日頃からもしっかり連携を図れていますよというお話をいただきました。非常にありがたいことであると感じましたので、この部分、引き続きお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、(2)の今後の取組と支援策についてを伺ってまいります。  1)の課題と検討がなされている取組についてで、まずは現状、ダブルケア、そして、ケアラーへの支援や対応等について、石岡市が抱えている課題はどういったことがあるのか、お伺いをいたします。 300 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 301 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ダブルケア問題でおきますけれども、こちらの課題につきましては、まず、困っている人の早期発見から支援にどうつなげていくかが課題と考えております。  以上でございます。 302 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 303 ◯3番(新田 茜君) 今、早期発見というお答えをいただきました。では、そういった課題を踏まえまして、今後のダブルケア支援、どのような取組をなされていくのか、何か検討がされていれば、その内容をお伺いしたいと思います。 304 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 305 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。ダブルケアラーからの相談につきましては、育児や介護において、より困っている内容の相談窓口にまず相談することが想定されているため、窓口で対応する職員の気づきやニーズの掘り起こしが大変重要であると考えております。  そこで、子育て世代と接する機会の多い子ども福祉課や健康増進課、介護に関する相談窓口である高齢福祉課などにおいては、相談内容の解決だけでなく、ダブルケアラーが抱える潜在的な悩みにも留意し、必要に応じて関係機関と連携するなど、ニーズに沿った支援につなげられるよう努めてまいりたいと考えております。 306 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 307 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。先ほども述べましたし、今、部長のお答えの中にも職員の気づきが大事であるというお答えがありましたように、やはり悩みを持った方をいち早くキャッチできる体制づくり、また、窓口で対応されたときの会話から、もしかしたらという気づくということができるアンテナを張っているということがとても大事になると思います。ここ、大変な部分ではありますけれども、今後もお願いをよろしくお願いしたいというふうに思います。  続いては、具体に提案をしてまいりたいと思います。  2)のほうに入りますけれども、専門の窓口の設置やサポート体制の強化についてを伺います。  まずは、窓口でありますけれども、相談できる環境の整備というものが非常に重要であると考えます。このダブルケアという言葉、まだ浸透が低くて、この用語自体も2012年の大学の研究で生まれたという言葉だそうですが、最近では、介護をする18歳未満の子どもを指すヤングケアラーという言葉がどんどん浸透しておりまして、この言葉が浸透したことで、茨城県内でも相談件数というのがかなり増えたようでございます。  一方で、ダブルケアというワードは、まだまだ認知度が低い状態ですので、浸透すると同じ現象が起こる可能性も大いにございます。なかなか自治体でもダブルケア専門での対応というのが広がっていないようですけれども、有名なところですと、大阪府の堺市でございますが、2016年に全国で初めて専門のダブルケア相談窓口を開設したということでございました。こちらは全国でも事例が非常に少ないので、ちょっと足踏みをしてしまうところがあるのかなというふうに思いますけれども、この専門の窓口の設置、そして、相談できる環境の整備についてのお考えをお伺いいたします。 308 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 309 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。当市におきましては、まずは窓口で対応する職員の気づきや育児、介護のニーズの掘り起こしを行い、支援につなげるような体制を構築していければと考えております。  なお、1つの窓口で対応することにつきましては、相談事例などを基に将来的に必要であれば、職員の確保、育成について調査研究を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 310 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 311 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。今のお答えを聞きますと、次、聞くのも迷うところがあるんですが、それでも専門の窓口ではなく、他の自治体の事例を見ますと、社協であるとか包括支援センターに専門の支援員とかサポーターといいますか、そういった方を配置しているところもございます。この方々は、子育てや介護の知識がある専門の職員の方だそうであります。京都のほうでは、ダブルケアペアサポーターといって、自身のダブルケアの経験を生かして、ダブルケアで悩む方の不安や悩みに寄り添い、必要な情報提供や生活上での相談に乗るための基本的な知識、またペアサポートの技術を身につけた人材の養成をしているようでございます。こちらは講座も頻繁に実施しておりますけれども、2年間で30名の方々が講座を修了されたということで、そういった方の派遣事業というものも実施しているようでありました。そういったサポーターであるとか、専門の支援員さんの設置についてはいかがでしょうか、お考えをお伺いします。 312 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 313 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。議員ご指摘の先進事例において、サポーターを配置していることは承知しているところでございますが、当市においては、まずは実態把握を進めることが優先と考えております。また、社会福祉協議会におきましては、現在も育児サポートサービスや生活支援サービスに加え、生活困窮している方への貸付制度などもあり、幅広いニーズへの対応ができると考えております。また、ダブルケア問題を抱えるケースにつきましては、社会福祉協議会の地域ケア推進会議において、過去に何件か事例として対応した実績がありまして、親が介護サービスを利用できることになったことで、ダブルケアラーが子育てに集中できるようになり、問題の解消につながったと聞いております。こういった中で今後調査、検討を進めていければと考えております。  以上でございます。 314 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 315 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。なかなか窓口の設置とか、サポーターの配置という部分については、人員的な部分もあるでしょうし、また時間もかかるということで理解はしております。  また、先ほど来、部長からの答弁の中でも、まずは実態把握をするとお答えありましたように、何よりも、石岡市としてはまだそこまでの状態には至っていないのかなというふうに推察するわけですが、そういった何か策を講じるにもまずエビデンスがないと実行できませんので、まずは部長がおっしゃるように、実際に石岡市においてどのくらいの方々がダブルケアで悩まれているのか、そういったところをまず知るところが入り口であるのかなというふうに今回質問をさせていただき、実感をしたところであります。まずは、日常業務の中で対応しながら、再三になりますけれども、アンテナを張って情報をキャッチしていただいて、石岡市におけるダブルケアラーの実態調査という部分を今後しっかりと行っていただきたいということをお願いいたします。  今回、このダブルケアについて質問をさせていただきましたのも、10月に石岡市内のダブルケアラーの方々とオンラインで実施がなされたダブルケアカフェというものに一緒に参加をさせていただきました。主催は市外でありましたけれども、そこで実際に悩まれている方々のお話を伺いました。そこでは、参加されていた方のお話の中で、役所に何回か相談に行ったら、相談する窓口が違ったので、子育てと介護で、いわゆるたらい回しにされたんだというお話をされていた方が多くいらっしゃいましたので、石岡市ではどういった対応がなされているのかという部分が一番気になったものですから、この度質問をさせていただきました。ダブルケアをされている方々で、やはり一番は、相談しやすい環境が必要であるというふうに話されておりました。もちろんこれはダブルケアに限ったことではございませんけれども、様々な事情があって、直接窓口に来られない方もいますでしょうし、直接行って相談をする一歩が踏み出せないという方も少なからずいるかもしれません。今後はオンラインでの相談やメール相談であったり、次の項目の質問でも伺いますけれども、アプリを活用しての対応ですとか、対応できる範囲の拡大、また対応の工夫をしていただきたいというふうに思いますけれども、相談対応の工夫についてはどういったお考えがあるのか、お伺いをいたします。 316 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 317 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在においても窓口に来ることが難しいケースにつきましては、地域包括支援センターや保健センターなどが直接訪問して、相談を受けておる状況でございますけれども、議員ご提案のオンライン等、各種方法での相談方法等につきましては、ニーズを把握した上で検討していきたいと考えております。また、相談した方がたらい回しにならないように、現状、関係部局が連携をしながら相談体制を図っていますので、そちらのほうは引き続きそういった形で相談しやすい体制に努めていければと思っております。  以上でございます。 318 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 319 ◯3番(新田 茜君) よろしくお願いいたします。  それでは、最後に市長にもお伺いをしたいと思います。  ダブルケアラーの発見は、先ほどお話ししたヤングケアラーとは異なって、実態の把握というものが非常に難しい部分があると思います。特にダブルケアでは、体力的負担、また経済的負担、それにより、一番は精神的な負担が大きいというふうに思います。私が参加させていただいたカフェに来られていた方々は、皆さん、育児と介護、そしてまた仕事と、とにかく精神的にしんどいというお話をされておりました。そしてまた、このコロナ禍でさらにケアラーの孤立が生じてしまったようで、カフェに参加されていたお母さんの方で、涙をしながら、子どもに訳もなくどなってしまったとか、また、手を上げそうになってしまったと、そういったお話もしておりました。実際には、石岡市内においてもケアラーの方はゼロではありません。私も実際に一緒に行ったのは市内の方だったので、ゼロではありません。実際は少ないかもしれませんけれども、そういった方々にこそ寄り添っていただいて、いつでも相談に来てくださいねと、そういった雰囲気づくりとか体制をつくることが行政の役割であるというふうに考えております。そういった支援体制の強化について、谷島市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 320 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 321 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。ダブルケア問題につきましては、晩婚、晩産化や高齢化を背景に今後ますます重要性が増してくる問題であると認識しております。先ほど担当部長から答弁申し上げましたが、ダブルケアラーの現状の把握と困っているダブルケアラーの早期発見から支援にどのようにつなげていくかという課題につきましては、それぞれの相談窓口における窓口対応能力の向上や幅広い関係機関との連携が必要と考えております。ダブルケアラーの現状及びニーズの把握をすることにより、ダブルケア問題を抱えている方が相談しやすい環境づくり、そういったものに努めてまいりたいと考えております。  いずれにしましても、様々な問題をお持ちの市民の皆様、そういった声をきっちりと聞いていく体制、そういったものを構築してまいりたいと思っております。 322 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 323 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。晩婚、晩産というワードを聞くと、私自身も該当するので心が痛い部分はありますけれども、やはり一番は相談できる場所があるということ、そして、相談しやすい雰囲気があるということが一番大切であると思います。これはもちろん行政だけで解決することではありませんけれども、私が参加したそういったオンラインカフェがあるように、コロナ禍の中では、マイナスなことだけでなく、リモート普及で悩みを持った方々が自らの足を運ぶことなくつながったり、また、交流のできる環境が生まれましたので、そういった部分もうまく活用していただいて、例えばそういった場に職員の方々も参加するとか、あとはケアラーの支援をしている市民団体というものも多くありますので、行政としてそういった団体を支援したりですとか、またリサーチして、こういった支援がありますよとか、こういった団体の取組がありますよということをお伝えできるような親切な対応も寄り添った支援であると思いますので、まずはそこからお願いをいたしたいと思います。  今回は、石岡市のダブルケアについての対応、また取組をお聞きしまして、今後の対応策へつなげるための入り口として質問をさせていただきましたけれども、また石岡市の状況と支援、また対応の進捗を含め、今後も引き続き質問してまいりたいというふうに思います。  以上で1項目目の質問を終わらせていただきます。  続きまして、2項目目、石岡市公式LINEの導入についてを伺ってまいりたいと思います。  行政サービス向上のため、特にここ数年、SNSを活用した情報発信が増えており、SNSを活用した行政の発信はますます重要となっております。その中でも日本における普及率が75%以上と言われている利用率が非常に高いLINEアプリを活用した情報発信がとても有効であると考えます。このLINEは、日本での月間利用者数が8,009万人を超えると言われておりまして、日本国内での社会インフラとして欠かせないコミュニケーションツールとなってございます。  2019年の4月にLINE株式会社が地方公共団体向け、LINE公式アカウントの利用が無料となる地方公共団体プランというものを発表しまして、その翌月、受付が開始となって以降、導入する自治体が一気に増えまして、茨城県内でも多くの市町村が導入をしております。  そこで、石岡市における導入についてのお考えを伺ってまいります。  1)の導入検討について。こちらは検討状況をお伺いする前に関連しますのでお聞きしたいと思いますけれども、現状について、現在、情報発信ツールとしてSNSを活用した配信、また発信について、どのようなものを現在実施しているのか、伺います。 324 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 325 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。現在、市の公式SNSによる情報発信については、フェイスブックとツイッターの2つのツールを活用しております。フェイスブックは、平成27年9月1日から、広報いしおかのアカウントで、ツイッターは、平成31年3月1日から、市の公式アカウントとして運用を開始しております。 326 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 327 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。公式アカウントとしては、フェイスブックとツイッターということでお答えいただけました。  次に、実績についてお伺いしたいと思います。  フォロワー数でありますとか、閲覧数、また石岡市のメルマガというものもあると思いますが、その実績についてをお伺いいたします。 328 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 329 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。まず、フェイスブックのフォロワー数、ツイッターのフォロワー数、メールマガジン登録者数についてお答えいたします。フェイスブックは、本年10月末現在で1,617人、ツイッターは同じく本年10月末現在で5,364人、メールマガジンの登録者数は、本年10月末現在で約5,800人となっております。閲覧数の状況でございます。令和2年度の1年間でフェイスブックが21万1,071件、1投稿当たり平均で828件でございます。ツイッターが192万1,229件、1投稿当たり平均で7,505件となっております。また、メールマガジンはメールの配信数になりますので、2年度1年間で464回となってございます。  以上です。 330 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 331 ◯3番(新田 茜君) 現在実施しているとSNSを活用しての発信の状況、また実績をお答えいただきました。数字を聞きますと、今現在でも一定の効果は出ているのかなというふうに思います。また、特に市のPRとしての活用だったりとか、狙いも違ったりしますけれども、非常によい反響であるのかなというふうに感じております。  では、冒頭にも述べましたように、利用率の高いLINEアプリ、こちらを活用した情報発信について、非常に有効であるというふうに考えるわけですが、導入における検討について、先ほどもお話ししたように、県内でもほとんどの市町村が導入しておりますので、石岡市でも検討がなされたと思いますけれども、どういった状況であるのか、検討の状況をお伺いいたします。 332 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 333 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。LINE株式会社が公表している資料によりますと、日本国内における月間利用者数は、2021年3月末時点で8,800万人、単純計算で日本の総人口のうち、実に約7割の方が活用しているということになります。ほかのSNSの国内利用者と比較しても利用者が圧倒的に多く、幅広い年代で利用されていることから、LINEを活用して市の魅力や情報を発信することは担当としても非常に有用で、かつ効果が高いものであると考えております。  議員ご案内のとおり、県内市町村でもここ1年ほどの間にLINEの導入が相次いでおりまして、44市町村中、何らかの形で活用しているという市町村は28あるという状況でございます。当然、石岡市のほうでも検討しておりましたが、今年3月にLINEについて、個人情報等の管理上の懸念が報じられまして、市としては、導入について若干慎重に検討を進めていたところでございます。幸いにして、この問題については、いち早く政府がLINEサービス等の利用の際の考え方について、ガイドラインを発表したということがありまして、このガイドラインを参考に、現在、LINEの本格導入について、先進自治体の導入事例調査やシステム構築の検討を進めているというところでございます。  以上です。 334 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 335 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  続いては、2)のほうに入らせていただきたいと思います。  先ほど検討状況についてをお答えいただきました。ぜひ石岡市においても導入すべきというふうに考えております。全国を見ましても、ウェブサイトやメール、電話と並んで、LINEを情報発信、また問合せ受付窓口として活用する自治体事例が多くございます。先ほど1)のほうでお答えいただいた現在、石岡市で実施しているSNSツールですと、お答えいただいた、例えばフェイスブックやツイッター、ほかにもホームページもありますけれども、そういったものって、どちらかというと自分で情報を取りに行くような感覚があります。また、欲しい情報のみの取得はなかなか難しいのかなというふうに考えております。  石岡市のメルマガについては、私も実際に登録をしておりますけれども、そのメルマガについては確かに欲しい情報を選択することは可能ですけれども、登録するまでに少々手間がかかります。仕方ないことなんですけれども、登録するのに必要項目を入力して、また、その登録メールをクリックして、実際、登録完了するまでに幾つかの作業を要します。ただ、LINEでありますと、アプリのインストールさえ済んでいればワンクリックで登録が可能となります。そういった意味でも作業が非常に簡単となっております。導入する場合、無料の地方公共団体プランですと、多分利用できるコンテンツというものが限られてくると思いますけれども、有料ですと、コンテンツも大分幅が広がるのかなというふうに考えております。  私自身も実際に導入なされている水戸市、そして、笠間市、筑西市、下妻市、稲敷市にヒアリングをいたしました。自分も実際に登録をしてみましたけれども、その中でも水戸市は、市が有料で登録をしておりまして、登録すると基本メニューとコロナ関連ということでトップ画面が分けられておりまして、とても見やすく、そして、使いやすくなっておりました。特にごみ収集情報については、住んでいる町名を選択すると、収集日の通知なんかも届くようになっておりました。コロナ関連のほうでは、LINE上からワクチン予約ページに飛ぶようにもなっておりました。実際に登録してみて、有料版と無料版では便利度の具合というものが大きく変わるということを感じました。ぜひ石岡市においても、より便利で使いやすい有料のほうで導入をしていただきたいなということを要望させていただきます。  ちなみに、水戸市さんに運用にかかった費用というものをお伺いしたところ、イニシャルコストが62万7,000円、そして、ランニングコストが月7万7,000円ということでございました。無料プランで導入している自治体では、イニシャルコストはゼロ円で、ランニングコストは月5万円ということでございました。構築に係る費用が一度だけ60万円弱かかりますけれども、月の費用としては、2万7,000円の差でコンテンツの充実ができますので、ぜひそこは石岡市として予算を投じていただきたいなというふうに思います。石岡市としての導入のお考えをお伺いいたします。 336 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 337 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。先ほどもご答弁いたしましたとおり、LINEを活用した情報発信は非常に有効であると考えております。理由を整理いたしますと、まず、国内ユーザー数が圧倒的多数であること、利用者側の操作性が容易であること、プッシュ型、情報を取りに行かなくても市側からその方に送信できる形での配信が可能であること、拡張性が高いことなどでございます。このような多数のメリットが見込めることから、今後、早期の導入に向けて、より具体的な検討を進めていきたいと考えております。  以上です。 338 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕 339 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。  では、最後に市長にもお答えをいただきたいと思います。  その前にLINEを利用した自治体の活用方法について紹介したいと思いますけれども、公式LINEの活用方法というものは、大きく3つあるそうでございまして、公式LINEの活用方法の1つとしては、市政情報の配信、市政一般、またイベント、観光情報、子育て、福祉、健康医療、防災、防犯、ごみ、リサイクル、税金関係など、非常に多岐にわたる情報が配信されておりまして、情報が多過ぎて、配信の送り過ぎというものを防止するために、住民の方が欲しい情報に限って配信できるセグメント配信という機能もあるそうでございます。  そして、2つ目の公式LINEの活用方法としては、LINE公式アカウントで問合せを受ける窓口設置の取組でございます。こちらは、従来、メールや電話で行われていた行政サービス全般の問合せ受付、また粗大ごみ回収受付、そして、いじめ相談、虐待相談、または道路や公園の破損の通報受付、そういったもの、さらには、LINE公式アカウントからのカウンセリングというものも拡大しているそうで、LINEを活用したメンタルケアや学習相談といったものも行われているそうであります。  そして、活用方法の最後の3つ目でありますが、こちらは防災、減災、災害復興、危険箇所の早期発見で、こちらは市政情報配信や、先ほどの2番目の問合せ受付窓口と重複する部分ございますけれども、特に防災、減災、災害復興、危険箇所の早期発見、また安全確保にLINEを活用するということで、今まではメール等で配信がされていた防災情報とか災害情報、また災害後の復興状況、情報というものも配信がなされているそうで、そのほかにも通報の受付としまして、道路や公園の破損であったり、不具合の通報、またはごみの不法投棄の通報、被害情報の連絡、そういったものが可能となるそうであります。このように大きく3つの活用方法がありまして、ほかの自治体を見ますと、さらに進んだ活用をされているところが紹介できないほどたくさんございましたので、ぜひ導入する際は参考にしていただきたいというふうに思います。  まずは、石岡市の公式LINEを導入していただいて、市民の皆様にとってより便利な活用をしていただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 340 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 341 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。LINEの導入の検討状況につきましては、先ほど公室長の答弁のとおりですが、私自身、市民サービス向上、対外的な情報発信の観点からも、様々なツールを活用して情報発信していくことは非常に重要であると考えております。ある調査によりますと、携帯電話所有者のうち、スマートフォンを利用している方の比率は、この10年で約4%から、実に92.8%と急速に増えており、LINEなどのアプリを活用した発信は、議員ご質問のとおり、今まさに多くの市民に求められているサービスであると感じております。  国においても本年9月1日にはデジタル庁が発足し、ICTの浸透が人々の生活をよりよいものに変化させる、いわゆる自治体におけるデジタルトランスフォーメーションの取組を推進しております。  市としましても、このような時代の潮流に適切に対応するために、新しい情報発信の方策として、石岡市公式LINEの導入について、前向きに検討してまいります。 342 ◯議長(菱沼和幸君) 3番・新田 茜君。                  〔3番・新田 茜君登壇〕
    343 ◯3番(新田 茜君) ありがとうございます。最後に市長からも非常に前向きなお答えをいただきましたと解釈をさせていただきます。ぜひ導入に向けて検討を進めていただいて、県内の市町村と足並みをそろえる必要は決してありませんけれども、先ほど部長からもお答えあったように、県内では7割近くの自治体、市町村が導入しておりますので、遅れた分といいますか、そういった意味では、導入するのであれば、他とは一歩も二歩も進んだ内容で実施をしていただきたいという最後に大きなプレッシャーをかけまして、私の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 344 ◯議長(菱沼和幸君) 次の質問者に移ります。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 345 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。今回、3項目、一問一答方式で質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  まず1項目目、高浜駅周辺整備事業についてということでお尋ねをいたします。  こちらの事業につきましては、過去に何度か質問させていただきました。背景としましては、平成28年に高浜駅周辺を含めた整備事業の目的とした用地測量を実施した後、高浜駅周辺の整備について、その都度、方向性や計画の現状を確認してまいりました。その後、立地適正化計画の中でも、高浜駅周辺の地域性について触れられており、その都度、調査、検討してまいりますというご答弁をいただいてまいったところであります。  そこで、また今回も現状の整備の進捗状況について確認してまいりたいという意図で質問してまいります。  まず、現在の進捗状況についてお尋ねをしたいと思います。 346 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 347 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。高浜駅周辺整備事業の進捗状況でございますけれども、議員おっしゃるとおり、平成28年度に高浜駅用地の測量業務を行ってございますけれども、それ以降、具体的な整備計画策定等の検討は行っていない状況でございます。  また、立地適正化計画におきましては、交通利便性と都市機能の充実、維持を目指しておりますが、現時点では具体的な構想の策定など、高浜駅の周辺整備や活用手段の検討には至っていない状況でございます。  以上でございます。 348 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 349 ◯14番(村上泰道君) 部長が今ご答弁いただいたとおり、都度質問させていただきますと、いつも大体同じような答弁の内容で、なかなか進まないということであります。進まない要因としては、それぞれの定例会ごとで様々ご説明いただくところでありますが、なかなか重要性というのが共通認識で進まないということと、もう一つが、6号バイパスの進捗に合わせた高浜駅周辺のアクセス環境の変化をなかなか見越して足踏みをしてしまっているというような内容の意図もご説明の中ではいつもいただいておりました。  そこで、2点目に入りますが、周辺整備に合わせてということで、いつもその都度、跳ね返されてしまっている地元要望、特に冠水についての対応について、地元からいつも要望が出ているわけでありますけれども、こちらの対応について、周辺整備計画と重複しないようにということで、この要望もなかなか進まない現状がある中で、この要望について、現状、どこまで対応が進んでいるのか、こちらについてお尋ねいたします。 350 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 351 ◯都市建設部長(鶴井重則君) 高浜駅周辺におけます地元要望の対策等につきましてご答弁申し上げます。地元地区からは、冠水する箇所や側溝の未整備箇所がございまして、排水路の整備要望はある状況でございます。高浜地区の駅前周辺につきましては、地盤が低いことで冠水しやすい場所になっておりまして、ポンプ機場、こちらを設けまして、常時ポンプ稼働1台による排水を実施しておるところでございます。また、近年起こります短時間に集中して雨が降るような場合におきましても、ポンプ稼働2台によりまして排水を行いまして、冠水対策をしている状況でございます。  しかし、高浜駅周辺のさらなる冠水対策でございますけれども、地区全体の道路や宅地等の土地のかさ上げの都市基盤整備をすることが必要であると認識しているところでございまして、実施するに当たりましては、周辺にも影響を及ぼすおそれがあるなどのことから、事業検討に長期的な期間を要しているものも1つございます。  まず、現況、高浜駅から愛郷橋までの区間におきまして、この区間、未整備な側溝等がございます。こちらにおきまして、年次計画を立てた中で側溝の整備を至急行いまして、環境の改善、こちらをまずは改善してまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 352 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 353 ◯14番(村上泰道君) ただいまご説明いただきましたとおり、駅前から愛郷橋に向けて、側溝未整備区間、排水はされていますが、常時水がたまってしまっている環境の中で、やはりあそこ周辺を通行される方の危険性、また大雨時の危険性について、やはり地元から強い要望がある中で、今、早急に側溝に対応するということでご説明ありましたので、ぜひこちらについては、また新年度予算対応になると思いますけれども、地元の方の安全性についての確保に向けて、まずは進んでいただきたいなというふうに思います。  3点目のほうに移ります。こちらは、高浜駅前広場、駅舎のバリアフリー化整備についてということで、こちらもこの質問をさせていただく中で、併せていつも確認させていただいてまいりました。  現状としましては、駅舎のバリアフリー化、駅舎の環境整備につきましては、これもいつだか忘れてしまうぐらいですけれども、駅舎に設置されているトイレの改修工事がされています。ただ、バリアフリー化ということではなくて、あくまでもトイレの改修という形であって、駅前広場と駅舎の中での大変な段差がある中での不便性、また、高浜を利用される方の下りホームへのアクセスが大変不便であるというような声の中で、高浜駅の整備について、特にバリアフリー化についての今後の方向性について、いつも確認させていただきました。  前回、市長にこちらの内容を確認したところ、確かに市長の認識の中でも高浜駅について、全く手についていないという現状も認識していただいておりました。市長の答弁としましても、積極的に整備を検討してまいりたいということ、また、西口のアクセス向上、高浜駅前広場の整備や駅のバリアフリー化、駅全体の利便性の向上について、にぎわいを図ってまいりたいということで、高浜駅の利活用は私の目標でもありますということでご説明をいただいたところであります。  県南地区の駅舎のバリアフリー化が進んでいない駅、やはり利便性がなかなか向上していない駅、また駅全体の不便性が従前から声が出ている中で、なかなか進まないという問題について、そして、やはり現状として、6号バイパスが少しずつでありますが、形か見えていく中での、今度は西口側のアクセスの向上についてが、やはり今後は合わせた高浜駅周辺の整備に必要な要件ではないかなというふうに私は認識しておりますが、こちらの整備について、今後の方向性も含めた現状についてご答弁をいただければと思います。 354 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 355 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。高浜駅駅前広場、駅舎のバリアフリー化整備についてでございますけれども、これまでにJR東日本との整備や整備負担等の協議を行ってきたという経過は過去にございますけれども、その後、具体的な話合いには至っていない状況でございます。  議員おっしゃるとおり、平成30年には、駅舎への導入路のスロープ、また手すりの設置工事を行っておりますけれども、駅構内におきましては、エレベーター等が設置されていないことなどから、高齢者の方や障がいのある方、またベビーカーをご利用の方などにとりましては、利用しづらい状況となってございます。バリアフリー化の工事等につきましては、近々の課題であると考えているところでございます。  以上でございます。 356 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 357 ◯14番(村上泰道君) 現状の認識は共通の認識として持てているのかなというのは確認できました。  では、現状進んでいないという中で、今後どうするのか、高浜駅周辺をどのように活用していくのか、石岡市としては、現状このままでいいですよという方向を持っているのか、しっかり環境整備をしていくという意思を持っているのか、今後どのような展望を持っているのかをお尋ねしたいと思います。 358 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・鶴井君。 359 ◯都市建設部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。高浜駅の環境整備についてでございます。議員おっしゃるとおり、県道の整備というのがバイパス方面からますますこちらの高浜駅のほうにバイパスの整備が着々と進んでいるという中におきましては、西口からのアクセス、また東口の整備というのは、本来、早急に実施しなければならないという形の中で、これまでいろいろJRさんとも協議としてきましたが、具体的な計画までは行っていない状況でございます。  現時点におきましては、アクセス道路の整備や高浜駅の周辺のバリアフリー化、こういったものが重要度の高い課題と捉えておる中でございますので、今後そういった周辺とのまちづくり、こういったものを検討する材料といたしましては、駅周辺の将来的に構想、どういった条件の基にどういった構想ができるのか、そういった中の事業費、早急に着手していくよう、担当のほうでは考えておりますので、今後、早急にそういったのが着手できるように進めてまいりたい、そういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 360 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 361 ◯14番(村上泰道君) 改めて市長にご答弁いただきたいんですが、前回、市長の認識をいただいた中で、現状としてはなかなか進んでいない。JRとの協議も具体的には進んでいない現状を受けて、市長として、高浜駅周辺を今後どのようにしていくのか、そういう意味では、決意ではありませんけれども、認識をお尋ねしたいと思います。 362 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 363 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。市政運営の基本方針の中で、都市基盤の整備を上げております。駅は、公共交通の拠点であり、都市基盤のかなめであると考えております。しかしながら、議員ご指摘のとおり、高浜駅につきましては、ここ数年、進展をしておらないところです。  高浜駅の周辺整備やバリアフリー化、アクセス道路の整備につきましては、重要度の高い課題であると捉えており、高浜地区全体の今後のまちづくりを検討するため、先ほど部長答弁にもございましたとおり、まずは構想を策定いたしまして、構想策定に早急に着手し、高浜駅の利便性を向上させるとともに、地域の皆さんの住みやすさの向上とにぎわいの創出を図っていきたいと考えております。 364 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 365 ◯14番(村上泰道君) こちらにつきましては、構想着手、実際に具体的な構想を練った後、年次計画でというと、本当にいつになるのかなという気がいたしております。もちろん全体構想がなければ個別の、じゃ、東口の開発や西口の対応、また駅舎の整備についてもできないのはもちろん十分に理解しておりますけれども、現状、今とても不便だという声について、どうしていくかというものについては、本当に早急に対応していただきたいというふうに思います。  また、駅の利用者、大変難しいんですけれども、高浜駅は、確かに石岡市民の方だけではないのは十分認識しております。あそこにおりますと、水戸ナンバーの車が大変利用されているのも認識していますけれども、そういうことであれば、例えばそういった利用者が見込める自治体を巻き込んだ駅の周辺の環境整備を図るのか。ただ、それを言うと、石岡市民が羽鳥駅を使っているとかで、じゃ、羽鳥の改修に石岡はお金を出したのかということを言われてしまうので、お互いさまだというのは認識しているんですけれども、ただ、ここ直近で出てきた問題ではない。この問題を、今から構想をつくるのでということでは、やはり地元の方々、まだそこなのねというような認識かなと。ただ、構想に早急に着手するということでありますので、ある程度の方向性、いつまでに何をするというような未来の見える構想が出来上がることが、地元の方々の希望や、そういった期待につながっていくかなというふうに思っています。ぜひやっていきます、なかなか進みませんではなくて、いつまでにこれをつくります、このぐらいには、こういう方向性を立てていきますというような強いメッセージを出すような構想をつくっていただきたいというふうに思います。地元の方々は、本当に次は高浜かな、次はうちかなというふうに待ってくださっているのが現状かなというふうに思っておりますので、ぜひそういった認識を持った中で、構想の着手に入っていただきたいなというふうに思います。  以上で1項目目は終わりにいたします。  続きまして、2項目目の中小商店支援についてということでお尋ねをいたします。  こちらの商店支援についてということで、本日も同僚先輩議員の中から商店、やはり経済的な支援についてということで質問されていましたが、私はコロナにかかわらずということで、石岡の将来構想についてどのようにされていくのかということを確認してまいりたいということで通告をいたしました。  まず1点目でございます。まず、現状として、石岡市内の商店街、俗に言う何々商店街と言われている商店に登録されている店舗数、俗に言う、皆さんがシャッター通りであったり、地元の商店がなくなってしまったというふうな認識がされているかと思いますけれども、では、具体的にこういった店舗数がどのような推移を経ているのかという現状を確認してまいりたいというふうに思います。まず1点目の商店店舗数の推移について、どのようになっているのか、お尋ねします。 366 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 367 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。市内商店街店舗数の推移について、市では詳細までは把握してございませんので、石岡商工会議所及び石岡市八郷商工会の会員数の推移についてご答弁申し上げますと、令和2年度の石岡商工会議所の会員数は1,428会員で、加入者が32、脱退者が42で、10会員の減、石岡市八郷商工会の会員数は627会員で、加入者が20、脱退者が22で、2会員の減となってございます。それに伴い、市内の商店街組合も脱退し、減少しているものと認識してございます。  以上でございます。 368 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 369 ◯14番(村上泰道君) ただいま担当課としまして、商店街の店舗数の情報データを把握しているかということで、特段持ち合わせていないのでということで、商工会議所、商工会の会員数の推移についてご説明をいただきました。商工会のメンバーは、中小店舗だけではなくて大企業も入っていますので、俗に言う何とか商店街という店舗数の情報というか、そういったデータというのは現在お持ちですか。 370 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 371 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。各商店街の組合員数につきましては、先ほどもご答弁申し上げさせていただきましたが、こちらのほうではそういったデータのほうは持ち合わせていないという状況にございます。  以上でございます。 372 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 373 ◯14番(村上泰道君) こちらは、皆さん、体感的にはお店が減っているなというふうには分かっていたとしても、やはり具体的にどういう推移があったりとか、お店の形態がどのように変化していくのかという元基礎データがないと、やはりなかなかの対応は難しいのかなというふうに思います。  石岡市は、平成21年12月に中心市街地活性化基本計画が出されておりまして、そこの中には、平成19年の6月時点ではというデータとして、中心市街地には9つの商店街が存在し、会員数が283店舗ありますというふうに書かれています。これは平成19年ですから、今から14年前の情報ですし、あくまでも中心市街地にある9つの商店街、9つの商店街、具体的に言いますと、中町、香丸、御幸、金丸、金丸は2か所ございます。神社通り、泉町、国分町、守木町ということで、9つが記載されておりますが、残念ながら私の事務所があります守木町は、商店街としてはなくなってしまっています。お店は残っていますが、商店街としての枠組みはなくなっていると。そうすると、この当時は把握できていたお店の数というのも、なかなか今回は、じゃ、どこどこに問合せすれば把握できるのかというと難しい状況に今はあるのかなと思いますが、ただ、それをしないと、じゃ、中心市街地のまち、どのようにしていくのかという基本的な構想ができないのではないかなというふうに思いますので、ぜひ当時、14年前のデータがあるということは、何かしらのツールを使って調べられたと思いますので、ぜひ現状の情報把握というのをまずはしていただきたいというふうに思います。  そこで、お店が減ってしまっている。少なくとも商工会のメンバーも減ってしまっていると。また、体感的に皆さんもお店が減ってしまっているということは体感で分かっているかと思いますが、では、なぜそれが減ってしまっているのかと、そういった要因についてはどのように捉えられておりますでしょうか。 374 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 375 ◯経済部長(塩畑浩行君) 要因についてご答弁申し上げます。主に脱退についての要因についてでございますが、後継者不足や高齢による廃業が最も多く、ついで地区外による移転や業績不振となってございます。  以上でございます。 376 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 377 ◯14番(村上泰道君) 後継者不足や高齢による廃業ということでありますが、高齢による廃業というのは、後継ぎがいないのでそのまま閉めてしまうという意味だと思います。ですので、ほぼそこが大きな要因かなというふうに思いますが、なぜ後継不足や、そういったものが発生してしまうのか。その原因というか、それが起こってしまう要因というのをどのように捉えられておりますでしょうか。 378 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 379 ◯経済部長(塩畑浩行君) 要因についてご答弁申し上げます。事業を承継していくためには、前提として、当然、継続できるだけの事業経営でなければならないと考えているところでございます。そういったことを考えますと、後継者が事業を継続していくだけの、そういった経営ができていないのではないかと思っているところでございます。  以上でございます。 380 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 381 ◯14番(村上泰道君) 私もまさにそのとおりだと思います。全てではないですけれども、あるお店の商店の方は、息子にもやらせないと。どうせ食えないからというような言い方、諦めなんですよね。確かにお店を継ぐといった場合に、その継いだ方が、例えば現役世代や子育て世代であれば、ある一定以上のきちんとした収入がなければお店を継げない。じゃ、今、現状の商店街に登録されている店舗の中で、しっかりとそういった若い人が継いだときに、今言った経営の安定性が確保されているのかというのもやはり分析していかないといけないのではないかなというふうに思います。この要因について、ただ後継者の不足であったりとか、廃業であるということではなくて、なぜそうなってしまったのか、なぜ経営の安定が見込めていないのかというような細かい分析をされた中で、では、石岡の商店街にどういった支援策が必要なのかなというような細かい分析が必要ではないかなというふうに私は認識しておりますので、ぜひ店舗数の推移を今後調査される中で、併せてそういった要因についても研究されたいというふうに願います。  そこで、3点目の商店街の将来展望について、どのようにされていくのかということで、今申し上げたように、お店がどんどん減ってしまっているという現状を見る中で、確かに中心市街地の基本計画には、歩行者をどれぐらいに確保するよとか、どれだけのにぎわいをというような計画はあるんですけれども、じゃ、お店を継続した中でという前提の部分の、お店をどのように継続させていくのか。別に極論ですけど、お店が全部なくなっても人が歩いていればいいんですかということになりかねないわけです。ですので、この商店街の将来展望、現時点ですぐ答えを出すのはなかなか難しいと思いますが、現在、担当課としてはどのような意識で事業に携わっておられるのか、将来展望についてお伺いいたします。 382 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 383 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。現在、石岡市においては、中心市街地活性化事業補助金や商業活性化共同事業奨励補助金を交付して、商店街のイベントの補助を行っているところでございます。ご質問の商店街の将来展望につきましては、今後も市のにぎわい創出のため、商店街への補助金を交付するなど、支援を継続し、後継者不足などの課題についても検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 384 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 385 ◯14番(村上泰道君) ただいま商店街への支援、また後継者不足などの課題についてもということで触れられました。商店街をしっかりと活性化させていくんだという意思には、どういう補助の在り方が必要なのかという分析が必ず必要になってくるかと思いますので、もちろんイベント、短期的にはイベント等を行って、何とか今つないでくださっている。では、中長期的に商店街やまちの玄関、今、中心市街地の話をしてまいりましたけど、私、別に中心市街地に限らず、石岡市内には商店街を形成している東地区であったり、また、柿岡地区であったり、今、データが中心市街地しかないので、これをベースにお話しさせていただいていますけれども、石岡市内の全ての商店街がどうしていくのかという方向性を行政側がしっかり導いていかなければ、またそのために支援策というのを出していかなければいけないというふうに思っていますので、将来展望について、やはり元データを分析しないといけないというふうに思いますので、そこは早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。  では、4番目です。今後の取組、具体的にどのようにしていくのか、こちらについてお尋ねいたします。 386 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 387 ◯経済部長(塩畑浩行君) 今後の取組についてご答弁申し上げます。今後の取組については、石岡商工会議所や石岡市八郷商工会と連携を取りながら、高齢のため、廃業せざるを得ない人と新たに創業を検討している人とのマッチングを図りながら、創業支援事業費補助金などを活用して、支援をしてまいりたいと考えております。 388 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 389 ◯14番(村上泰道君) こちらについてなんですが、今、具体的に商工会議所、商工会と連携しながらということでご説明いただきました。また、新規創業への支援というのも取り組んで、現在しておりますので、そこをぜひ継続して行っていくということと、また、5番の支援策についてということで、先ほど来、なぜ後継ぎがいないのか。なぜ経営が安定していかないのかということについて、例えば農業の新規就農者、農協さんを含めてですけれども、新たにチャレンジされる方への、例えば収入補填されていますね。もちろんメニューによってですけれども、最初の2年間は、食べていけるだけの収入補填がありますと。3年目からは、その間に学んで独立してくださいというようなチャレンジしやすい環境というのをつくられているかと思います。新規創業の場合は、新たに店舗を改修するときの初期投資の支援はされたとしても、食べていくだけの支援というのはなかなか日の目が当たらない部分なのかなというふうに感じています。極端な話ですけれども、石岡市が商店街をどのように生かしていくかという方向性にもなるかと思いますが、例えばこの地区にお店を構える場合は、2年間の収入補填はしますよと。その代わり何年間は経営しなければいけないとか、これを奨励金なのか分かりませんけれども、そういったチャレンジしやすい環境。ただ、店舗を出すためのハードルを低くするのではなくて、そこに根づきやすい環境を支援策として具体的に出すとか、例えばそれが石岡の町なかではなくて、石岡市内、どこでもお店を出しても可能なのか。例えばそれが宅地の誘導と同じように、基本的には商店街の中にお店を出す場合というように誘導していくのか、それらも将来構想に合わせて、店舗を出す場合の何年間の収入補償はしますよ。その間に商売を学んで、しっかり独り立ちしてくださいというような方向性を見いだすのか。やはり今後支援策、イベントをやればお金を出しますよではなくて、石岡市の商店を今後本当にどのようにしていくのかというのを、真剣な将来構想がここには必要なのではないかなというふうに思いますけれども、今後の支援について、ご見解を伺いたいと思います。 390 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 391 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。商店街の後継者不足による後継ぎ問題が大きな課題となっているわけでございますが、商店街の将来展望を大きく左右する深刻な問題であると認識をしているところでございます。議員ご提言の支援策については、まずは該当者への聞き取りなどを行いまして、現状の調査を実施してまいりたいと考えております。 392 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 393 ◯14番(村上泰道君) まずは、現状把握から、そこからだと思います。多少苦労するところかもしれませんけれども、まずは市内の商店街がどのような現状なのかというのをしっかり把握した中で、今後の方向性について、石岡市の道しるべというのを出していただきたいというふうに思います。
     特段やり取りの中で、市長答弁というのはあまり設けないでいいかなというふうに思っていたんですが、ぜひ市長、部長とのやり取りを聞いた中で、今後の商店街の方向性や現状の把握がなかなか今できていない現状を見た中で、率直などうしてほしいというのをここでいきなり答えを出せというふうには、私はそんな横暴なことは申しませんけれども、今現状、市長がこのやり取りを伺った中での、本当に純粋な思いというか、見解を伺いたいというふうに思うんですが、よろしくお願いいたします。 394 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 395 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。私が高校生の時代、昭和50年代です。40年ぐらい前になりますが、その当時の石岡は本当ににぎわっておりました。昭和から平成、そして令和と、時代とともににぎわいが失われていき、非常に寂しい思いがしております。私としましては、今年4月に駅周辺にぎわい創生課を新設し、駅周辺のにぎわいを取り戻し、徐々に周辺へと波及をさせていきたいという考えがあります。やっぱり人の流れ、人の流れを取り戻すことで、そして、まちがにぎわっていくと。そういう中で商店にも活気が戻り、市が活性化していく。そんな思いがございます。そのためにできる限りの支援は行っていかなければならないと認識しておりますが、今、新たな商業の形が様々ございます。SNSの進展によりまして、ネット販売やEコマース、そういった新しい商業の形、そういったものを捉えながら支援を行っていく必要があるのかなと思ってございます。  いずれにしましても、地域のにぎわいを取り戻すため、商業の活性化に取り組んでまいりたいと思っております。 396 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 397 ◯14番(村上泰道君) ありがとうございました。ぜひ市内各商店街、それぞれ皆さん、思いはたくさんあろうかと思いますので、現状を把握した中での方向性を出していただきたいというふうに思います。  それでは、3項目目に移ります。鳥獣被害対策についてということでお尋ねをいたします。  こちらにつきましては、日頃から定例会、また特別委員会等でも先輩同僚議員から各種の質問がされております。直近でも前定例会中におきましても、鳥獣被害についての実態を説明されていたわけですけれども、現状の被害の状況についてを、まずは1番目、お尋ねをしたいと思います。 398 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 399 ◯経済部長(塩畑浩行君) 鳥獣被害の実態についてご答弁申し上げます。農政課で把握しております鳥獣による被害につきましては、主に農作物への被害が報告されております。令和元年度の被害総額は1,886万2,000円となっております。鳥獣別の内訳ですが、主なものとして、イノシシによる被害額は770万3,000円、ハクビシン、アライグマの被害額689万7,000円、カラス等鳥類が396万6,000円となっております。令和2年度の被害額でございますが、総額は1,757万3,000円でございます。鳥獣別の内訳ですが、主なものとして、イノシシによる被害額が947万7,000円、ハクビシン、アライグマの被害額は343万1,000円、カラス等鳥類が280万8,000円となっております。なお、ハクビシン、アライグマにつきましては、屋根裏などにすみつき、住環境への被害も報告されているところでございます。 400 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 401 ◯14番(村上泰道君) では、現時点での今年度、イノシシの苦情の推移について、前回、減少傾向とは言わないですね。前年度比で減少しているという説明をいただきました。現時点で把握できている範囲で構いませんけれども、今年度のイノシシの捕獲数についてご説明いただきたいと思います。 402 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 403 ◯経済部長(塩畑浩行君) 本年度のイノシシの捕獲頭数についてご答弁申し上げます。令和3年度、既に有害の狩猟期間がございまして、その際、捕獲された頭数といたしましては248頭となってございまして、昨年度の有害鳥獣の期間の550頭から比較しますと半減してございます。 404 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 405 ◯14番(村上泰道君) ありがとうございます。昨年度比較で半減していると。様々な要因があるということで伺っておりますが、実際の2番目に入りますけれども、被害対策について、現状取り組まれているメニューについてご説明をいただきたいと思います。 406 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 407 ◯経済部長(塩畑浩行君) 市の対策、被害農家への支援についてご答弁申し上げます。市の対策につきましては、従来、有害鳥獣対策期間を1回目、6月の1か月間、2回目、9月、10月の2か月間で、イノシシ、カラスの捕獲を実施しております。なお、本年度の2回目は、8月29日から11月7日までを実施しており、昨年度より2週間ほど延長し、捕獲の強化をいたしました。また、イノシシ対策といたしまして、防護柵設置の補助や専門家による鳥獣被害が多発している地域においての勉強会や対応策の検討、指導などを実施しております。被害農家等への支援につきましては、ハクビシン、アライグマの対策として、本年度より箱わな購入費の補助を行っております。  以上でございます。 408 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 409 ◯14番(村上泰道君) 鳥獣対策は、全国様々なところで取り組まれて、ただいま答弁いただきましたように、わなの設置や柵の設置、また地元の地域の方々への講師派遣による研修等を地域ぐるみで対応していかなければならないということで、そういったまちの意識を高めていくとことの取組がされておるようです。  先ほどわなの設置ということでありましたが、現在、わなをたくさん設置した場合に、定期的に見回らなければいけないんですけれども、それをICTを活用した遠隔のカメラやドローンを使って、わなのチェックを現場に足を運ばなくてもチェックできるように、そういう意味では、わなの設置者の負担がかからないような取組をしているような自治体も中にはあるようです。ですので、そういったICT活用についても、今後、鳥獣対策の中に取り組んでいただきたいというふうに思います。  また、ハンター育成については、日頃から様々な場でハンターの育成が急務ではないかということで、こちらも申し上げさせていただいておりますので、ぜひこちらの問題についても引き続き課題解決に向けた取組をしていただきたいというふうに思います。  そこで、3点目に入りたいと思います。ジビエの活用についてということで、現在、石岡市においては、朝日里山において、イノシシの解体、県内唯一の処理場ということで解体されておるわけですけれども、現在の活用についての現状についてご説明をいただきたいというふうに思います。 410 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 411 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。現在、当市では、県内唯一の解体処理施設を議員ご発言のように、朝日里山に設置しておりますが、市内での野生イノシシの豚熱感染により、原則として自家消費することのみとなってございますことから、野生イノシシの豚熱感染状況を勘案しながら、新たな解体施設の設置の建設を検討しているところでございます。活用の部分で申し上げますと、年間十数頭のみの活用となっているところでございます。  以上でございます。 412 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 413 ◯14番(村上泰道君) 現在は放射感染と、実際のイノシシの処理については、また、登録された商店への搬入しかされていないということで、なかなか活用が進んでいないというのが現状あるというのは認識しております。また、イノシシの解体について、現在、朝日里山県内唯一ではありますが、手狭であったり、もともと学校ですので、処理場としてつくられた施設ではないということで、動線がなかなか使用しづらい中で、何とか運用していただいているというところで、今後、豚熱の影響で捕獲頭数や処理頭数が減っているということはありますが、今後の有害鳥獣の被害を見越した中で、やはりしっかりとした施設、現状、なかなか対応できない範囲の処理場の、少なくとも改修や新設、できれば観光施設との共有をもし図るのであれば、やはり見学施設とかをきちんとつくらなければ活用できないですし、本来の処理場としての活用を図るのであれば、しっかりとした場所に新たに設置するべきではないかなと。これも従前の質問の中でさせていただいてまいりましたけれども、やはりしっかりとした処理場の設置が必要なのではないかなというふうに思っておりますけれども、ご見解を伺いたいと思います。 414 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 415 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。新たな解体処理施設の設置でございますが、今現在、茨城県環境政策課主催のイノシシ肉の利用拡大に関する勉強会を3回ほど開催しているところでございまして、本勉強会を通じて、解体処理施設の建設が進むよう、茨城県に対しましても要望や提言を行いながら、市としても検討をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 416 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 417 ◯14番(村上泰道君) 石岡市は唯一の解体場を持っているということで、ただ、活用がなかなかされない状況にもあります。しっかりとした解体場があるところは、周辺自治体と連携して運営したりとか、きちんとジビエの活用のために販路の開拓をされたりとか、ただ処理するだけではなくて、処理した後の活用まで図られております。ぜひ今勉強会を開きながら、県にも働きかけをされているということでありますが、これは石岡市だけの問題ではないと思います。筑波山麓を含めた周辺自治体のイノシシの被害というのは、県議会の中でも質問がされておりますし、先日まで同僚であった議員からも、先般質問されておりました。やはり周辺自治体を巻き込んで、イノシシについての今後の対応についてをぜひ取り組んでいかなければいけないかなというふうに思いますが、最後に市長の見解をいただきたいというふうに思います。 418 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 419 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁申し上げます。現在、野生イノシシが豚熱感染等で捕獲頭数が減少している状況ではございますが、野生イノシシの豚熱感染が落ち着きますと、増加に転じることも考えられますので、捕獲頭数の推移を注視しながら、ジビエの販売、流通方法や施設建設については、近隣自治体や関係機関と連携を図り進めてまいりたいと考えております。 420 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 421 ◯14番(村上泰道君) ぜひよろしくお願いします。現状、そういう意味では、環境が整わない中で現場の方々は苦労されております。しっかりした処理場が建設されることを願っております。  以上で質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 422 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 4時22分休憩             ──────────────────────                   午後 4時33分再開 423 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 424 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口でございます。  通告に基づきまして2つほど質問を一問一答方式で行いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、石岡市における新型ウイルス感染症対策について伺います。  新型コロナウイルス感染症は、2019年12月に確認されて以降、世界的に感染が拡大し、現在も終息には至っていない状況です。日本においても感染拡大により緊急事態宣言が出され、市民生活においても不要不急の外出制限やイベントの自粛、学校の休校など、あるいは飲食店などの営業時間短縮要請など、様々制限がかけられてきました。  こうした状況の中、国では、地方公共団体が地域の実情に応じて事業が実施できるよう新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を創設し、石岡市でもこの交付金を活用して感染症対策を実施していると思いますが、どのような事業を行ったのか。  初めに、令和2年度の事業費や事業内容について伺います。 425 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 426 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。地方創生臨時交付金の令和2年度の事業内容についてご答弁いたします。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止とともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し、地方創生を図るため、地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるように新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金が創設されたところでございます。  国では、補正予算、あるいは予備費によりこれまでに総額8兆円を超える予算措置により実施をしているというところでございます。石岡市では令和2年度内示額9億8,463万7,000円を活用し、事業を実施してまいりました。  4つの柱でございます感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発、雇用の維持と事業の継続、次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復、強靱な経済構造の構築のいずれかに該当する国庫補助事業等や地方単独事業を対象としております。  主な実施事業としては、感染拡大の防止、地域の命を守る分野として、感染防止のためのマスクや消毒液の購入、いばらきアマビエちゃん登録促進給付金など、感染予防対策に要する経費に活用いたしました。  雇用の維持と事業の継続については、ひとり親家庭臨時給付事業、新生児特別定額給付金、子育て世帯応援給付金、小中学生の給食費の免除、中小企業向けに緊急支援事業補助金、事業継続給付金、家賃支援給付金や関連融資応援給付金などを実施しております。  経済活動の回復、地域経済の立て直し分野では、プレミアム商品券発行事業や観光応援クーポン事業、農業継続応援給付金や農業団体経営継続補助金などを実施しております。  強靱な経済構造の構築、危機に強い地域経済の分野では、小中学校ICT環境整備事業や魅力発信オンラインツアーやオンラインサイクリングイベントなどを実施しました。  これら4つの分野において交付金を活用して実施しております。  以上です。 427 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 428 ◯15番(関口忠男君) それでは、次に、令和3年度の事業費、それと事業内容について伺います。 429 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・加藤君。 430 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。令和3年度につきましては、内示額3億8,612万9,000円を活用し、事業を実施しております。  感染拡大の防止、地域の命を守る分野として、オゾン発生装置付空気清浄機や検温認証リーダー、予備救急車や自動心肺蘇生機の配備などを計上しております。  雇用の維持と事業の継続の分野として、医療機関等従事者、障がい者福祉施設、高齢者福祉施設、保育施設従事者への商品券配布事業や新型コロナウイルス関連融資応援給付金、指定管理者施設運営安定化支援金などを実施しております。  経済活動の回復、強靱な経済構造の構築では、キャッシュレス決済ポイント付与事業やプレミアム商品券発行事業などを実施しております。  これら4つの分野において交付金を活用して実施しております。  以上です。 431 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 432 ◯15番(関口忠男君) それぞれ今2年間の説明をしていただきまして、約13億、14億近くの事業を実施してきているということですが、これだけの事業を展開するには大変な労力があったかなと思っております。そのような取組を実施している中で各部において取り組まれた事業の効果についても検証していると思いますので、伺いたいと思います。  ほとんどの部署で何らかの事業に取り組まれていると思いますが、市民への感染症拡大防止や医療従事者への支援などの福祉関係、また、事業者支援などの経済対策への取組、それから、子どもたちの学び場での支援など、教育関係の取組についてお伺いをいたします。 433 ◯議長(菱沼和幸君) 保健福祉部長・金井君。 434 ◯保健福祉部長(金井 悟君) 私のほうからは、保健福祉部所管における地方創生臨時交付金を活用した新型コロナウイルス感染症対策関連事業のうち、主な事業の効果についてご答弁申し上げます。  令和2年度事業につきましては、主な事業といたしまして、独り親や障がい児家庭への臨時給付金事業や高齢者PCR検査事業、妊婦へのマスク及び手指消毒剤配布事業、妊婦インフルエンザ予防接種助成事業のほか16件の事業を実施し、地方創生臨時交付金2億5,987万8,419円を活用いたしました。  各事業の効果でございますが、給付金事業につきましては、子育て世帯等の経済的支援と家庭内での新型コロナウイルス感染予防対策の一助となったと考えております。また、高齢者PCR検査事業や妊婦へのマスク及び手指消毒剤配布事業、妊婦インフルエンザ予防接種助成事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のほか、コロナ禍において市民が安心感を得る効果があったと考えております。  令和3年度事業につきましては、医療、福祉施設等従事者商品券配布事業のほか3件の事業を実施しており、地方創生交付金1億8,629万8,000円を活用し、事業を進めているところでございます。  事業の効果でございますが、医療、福祉施設等従事者商品券配布事業においては、コロナ禍において市民生活を支えるために継続して職務を遂行していただいた医療、福祉施設等従事者へ未来いしおか商品券を配布したことで感謝と慰労の意を表するとともに、地域経済の活性化にも効果があるものと考えております。  以上でございます。 435 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 436 ◯経済部長(塩畑浩行君) 経済部で取り組んだ地方創生臨時交付金の事業実績及び効果についてご答弁申し上げます。  経済部では全体で19事業に取り組み、総額5億9,147万7,287円となってございます。  詳細ですが、初めに、農政課では令和2年度から3年度に農業継続応援給付金事業など2事業を実施しまして、同給付金事業につきましては申請が168件、3,456万6,457円の実績があり、農業経営の安定が図られる効果が見られました。農政課の事業費といたしまして、2事業、総額9,363万6,457円となってございます。  次に、商工課では令和2年度に新型コロナウイルス関連融資応援給付金など7事業を実施しまして、同給付金事業につきましては申請が558件、5,580万円の実績があり、市内事業者の事業継続が図られる効果が見られました。令和2年度の商工課の事業費としましては、総額1億9,107万1,000円となってございます。令和3年度は県の営業時間短縮要請等関連事業者支援一時金の支給対象事業者に支援を行う営業時間短縮要請等関連事業者応援給付金など5件の事業を実施しまして、同給付金事業につきましては11月30日現在で申請が36件、720万円の実績があり、市内事業者の事業継続が図られる効果が見られました。令和3年度の商工課の事業費としまして総額1億7,177万円となってございます。  次に、観光課では令和2年度に石岡観光応援クーポン事業など4事業を実施しまして、同クーポン事業につきましてはクーポン券2万954枚、2,095万4,000円を換金し、地域経済を支援する効果が見られました。令和2年度の観光課の事業費としまして総額1億830万8,830円となってございます。令和3年度は指定管理施設運営安定化支援事業1事業を実施しまして、やさと温泉ゆりの郷、つくばねオートキャンプ場に2,669万1,000円の実績となり、指定管理施設の運営を安定化させる効果が見られました。
     経済部からの交付金事業の事業実績及び効果については以上でございます。 437 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・豊崎君。 438 ◯教育部長(豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。教育委員会事務局で取り組んだ主な事業でございますが、まず、学校においては、令和2年度に学校の感染症の予防として大型冷風機、飛沫防止ガードなどを購入する学習保障等支援事業や消毒用アルコールや手袋など、感染症対策消耗品の購入などを行い、各学校に配備いたしました。これによりまして学校内での感染予防の取組が促進され、学校内での感染予防と拡大防止に効果がございました。  また、保護者の負担軽減といたしまして、6月、7月、9月、3月の4か月分の給食費の免除や小中学校宿泊学習等キャンセル料助成事業として、中学校の修学旅行中止に伴い発生いたしましたキャンセル料を助成し、コロナ禍での臨時休校などで各家庭にかかった負担の軽減を図ることができました。  令和3年度につきましては、図書館パワーアップ事業として学校図書の図書購入費用を例年の予算とは別枠で配当いたしまして、合計2,965冊の図書が整備されました。これにより各小中学校の図書館の蔵書がより充実し、外出抑制時に在宅で過ごす時間を豊かなものにするための体制構築を整えることができました。  次に、社会教育関係においてですが、令和2年度に学童保育事業従事者慰労金給付事業といたしまして、児童クラブ支援員186名に対し3万円の慰労金を給付いたしました。これにより感染リスクなど心身に負担がかかる中、学校の一斉休校中も児童の居場所の提供のため、学童保育に従事してくださった支援員の労苦に対し、市としてねぎらうことができたと思っております。  また、図書館管理運営事業として図書消毒機を3台購入してございます。利用者の多い中央図書館と中央公民館内の図書館に配備したことで感染の予防と市民の不安解消に効果があったと思っております。  その他、中央公民館で飛沫防止パーティションをアクリル製185枚、段ボール製235枚を購入し、各公民館での活動内容に応じてご利用いただいております。令和3年度には検温機能付顔認証リーダーを購入、利用者の多い各地区公民館と運動公園等に設置し、発熱状況を確認しやすい体制を整えることができました。各施設の利用が原因での感染者は発生しておらず、感染予防に一定の効果があったものと認識してございます。  以上です。 439 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 440 ◯15番(関口忠男君) 各担当から今それぞれ詳細な取組をしているのが大変よく分かりました。そして、これらの取組、ふだんの業務以外、プラスですから、非常にそれこそ大変だったなと思っております。効果も本当に大変あったのかなと感じているところでおります。その中でも特に経済対策に多額の交付金が使われていると。これはコロナで冷え切った市民の暮らしを守っていくための行政としてできる限りのことをしているのかなと感じております。今後の経済対策については同僚議員が今日聞いておりますので、事業内容についてはお聞きしません。  しかし、先ほど鈴木議員からもありましたように、9月に実施したキャッシュレス決済ポイント還元事業、これについては私のところにも店舗側で不具合が出たと、お客さんが利用できなかったと、そういう声を聞いておりますので、そういった今後の対策、来年、今後また事業として行うわけでございますので、それらの対策を立てて実施していただきたいと思います。  そこで、これらについて総合的に市長に、今後まだまだ安心はできないと思うんですよね、コロナに対しては。どのような感染症対策を実施していくのか、お考えをいただきたいと思います。 441 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 442 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。急速に感染拡大が進む中で、これまで石岡市では新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して様々な対策を実施してまいりました。これまでに例を見ない感染症対策であると言えます。感染症予防対策から子育て支援、雇用対策や地域経済活性化対策と、様々な分野で実施してまいりました。しかしながら、まだまだ油断はできない状況であると認識しております。  今後におきましても、感染症防止対策をしっかりと行いながら、冷え込んだ地域経済に活気を取り戻すべく、デジタル化社会の実現と強靱な経済構造の構築に取り組み、あるいは子どもたちが安心して学べるよう学習環境の充実を図るなど、市民の全ての方が安心して生活することができるよう切れ目のない対策を実施してまいりたいと考えております。 443 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 444 ◯15番(関口忠男君) 今、市長からの決意を聞いたわけですが、市民が安心して生活できるためにもこの対策をよろしくお願いしまして、これについては質問を終わります。  次に、2項目目のフラワーパークについて、これは6月の定例会でも質問をしたんですが、その後、9月にこれについて補正予算も出まして、議会で可決されて動いているのも分かっておりますが、それらについて進捗状況を伺いたいなと思っております。  先月、11月13日にフラワーパークのイルミネーションの点灯式ですが、行われましたが、実際に非常に多くのお客様で盛大に点灯式ができたなと感じております。10月1日に新型コロナ感染症対策の移動自粛宣言が解除され、県外からも多くの観光客が来ていたと思われます。しかし、多くの観光客が来ると必ずフラワーパーク周辺で渋滞が起こる。12月はクリスマスシーズンでもあることから、土日は多くの観光客が来てまた渋滞が発生し、観光客でなく、地域住民に迷惑をかけることになるのではないかと思います。  6月定例会で渋滞対策として県に渋滞緩和の要望をすることや、駐車場不足のため、近隣地権者への協力を求め、駐車場の拡張を進めると答弁がありましたが、初めに、県への要望を含め、協議はどの程度進んでいるのか、お伺いをいたします。 445 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 446 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。第2回議会定例会でいばらきフラワーパークリニューアルオープン後の渋滞状況についてご答弁申し上げたところでございますが、その後、8月に県庁において渋滞の現状について県の観光物産課、道路維持課の職員、指定管理者、市観光課で今後どのような対策が必要になるかについて協議を行いました。  協議の結果といたしましては、土浦方面からの来園者が多いため、笠間方面からの来園を促す等の対応を検討すること、また、直接フラワーパークの駐車場へ入場する車両を減らすため、他の場所を拠点としてシャトルバス等による送迎を行うなどの意見が出されたことから、実施できることは行ってまいりたいと考えてございます。  なお、現在、渋滞対策としては、電車やバス等の公共交通を利用しての来場につなげるため、JR水戸駅構内にフラワーパークのディスプレーの設置やJR石岡駅ホームの待合室をバラのラッピングを施すなどの取組を指定管理者側で行っておりました。また、県のご協力をいただきまして、令和3年11月3日の祝日から12月26日の土日、祝日、JR石岡駅からいばらきフラワーパークを経由して筑波山をつなぐ東筑波観光シャトルバスを期間限定で運行しております。  以上でございます。 447 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 448 ◯15番(関口忠男君) それでは、次に、駐車場不足のため、近隣地権者への協力を求め、駐車場の拡張を進めたいと答弁しておりますね、6月に。その後どのような対応をしてきたのか、お伺いをいたしたいと思います。  私もフラワーパークが近くなので通るんですが、本当に一般車両が、来園者じゃない方に大変迷惑がかかっているみたいで、ガードマンも大変厳しい声をかけられているようなので、この駐車場についてはしっかりと進めていただきたいなと思っておりますので、答弁のほうをお願いします。 449 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 450 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。まず、近隣地権者に対して秋バラシーズンやイルミネーションなどの繁忙期に駐車場の開放ができないか、協力を依頼したところでございます。しかしながら、イルミネーション開催当日や土日等は来園者が多く、渋滞が起こる状況となっております。今後は1,000台に拡張した駐車場の活用方法を見直し、渋滞解消に向け、効率的に活用できるよう指定管理者と連携、調整を図ってまいりたいと思います。  また、引き続き近隣地権者への協力を求めるとともに、運営側と渋滞の状況の把握に努めながら駐車場の拡張を進めてまいりたいと考えております。 451 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 452 ◯15番(関口忠男君) これは早急にやらないと、本当に地元の方が迷惑していますので、お願いいたします。あの部分は県道なんですよね。私はずっとフルーツラインは市道かなと思っていたんですけど、手前の信号から小幡の信号までは県道になっているんだなと。だから、県の協力が必要なのかなと思っていますので、本当に県とよく協議していただきたいと。駐車場をまた、本当でしたら右折ラインとか、左折ラインとかができれば一番いいんですけど、今のうちであれば地権者の協力もできるのではないかなと思っておりますので、早めに動いていただきたいと思っております。  次に、今年度リニューアルオープンしたふれあいの森、これはロッジとグランピングのできる宿泊施設として花やさと山を整備したわけですが、進入路整備について、進入ルートについては様々な案が考えられ、ルートによっては関係機関との調整も必要となることから、早い段階で調整を図るとの答弁がありましたが、現在の状況と進捗状況について伺います。 453 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 454 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。花やさと山の進入路整備につきましては、測量などを9月補正予算可決後、入札により委託業者が決定し、契約が締結されたところでございます。今後、路線を早急に確定し、測量設計を行い、進めてまいりたいと考えております。  なお、現時点においては、フラワーパーク正面駐車場に宿泊者専用駐車場を確保し、そこからマイクロバスにて宿泊者をロッジとグランピングのある施設へ送迎をしているところでございます。 455 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 456 ◯15番(関口忠男君) そういう対応をしたということは私はよかったのかなと思っております。本当にあのまま一般車を花やさと山まで走らせたら大変な事故が起こっていたのかなと思っております。大変狭い道路なのでそういう対応はよかったのかなと思っていますが、やはり花やさと山に直接行けるように早めに整備をしていくべきだと思っていますので、よろしくお願いいたします。  フラワーパークを核とした観光振興について伺います。  緊急事態宣言解除後のフラワーパークの秋バラやイルミネーションでは、特に土日は入園者が増えていると認識しております。そのような中、新型コロナウイルス感染症については新たな変異株が見つかり、国の感染症予防対策も強化されたところではありますが、日本においてはここ1か月程度、新型コロナウイルス感染症の陽性者数は平穏を保っています。このように日々変わる新型コロナウイルス感染症対策を行いつつも、フラワーパークを核とした観光振興とアフターコロナを見据えた観光施策を行う必要があると思います。  そこで、フラワーパークを核とした観光振興とアフターコロナを見据えた観光施策について伺います。見解をお願いします。 457 ◯議長(菱沼和幸君) 経済部長・塩畑君。 458 ◯経済部長(塩畑浩行君) アフターコロナを見据えた施策といばらきフラワーパークを核とした観光振興についてご答弁申し上げます。  現在、経済部では、新型コロナウイルス感染症拡大により落ち込んだ観光消費を拡大し、石岡の魅力を再発見していただくため、いばらきフラワーパークをはじめ15の観光施設等を周遊していただくためのスマートフォンを用いたスタンプラリー企画、石岡タイムスリップスタンプラリーを11月1日から1月31日の3か月間の期間、実施しているところでございます。なお、開催初日の11月1日に観光課職員4名がフラワーパークでスタンプラリーのPRを実施しております。  また、アフターコロナを見据え、リニューアルオープンしたいばらきフラワーパーク、花やさと山の掲載内容を一新するため、今年度、旅行ガイドブック『るるぶ』の見直しを行っており、さらに両施設のPR動画についても現在制作をしているところでございます。  いばらきフラワーパークはもちろんのこと、滞在型施設花やさと山は市内の様々な観光資源を巡っていただくための市の観光の核となる施設であると認識しております。引き続き観光客の回遊性を促進するため、民間事業者をはじめ、関係機関と協力し合いながら進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 459 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 460 ◯15番(関口忠男君) 今、説明でフラワーパークに来ている観光客に市内を周遊させるスタンプラリー、こういったものは点の観光から面の観光になるものだと。効果があるのかなと思います。すばらしいことだと思います。  しかし、もう少し周辺の連携を使っていただきたいなと思っています。この地域、観光果樹、ゆりの郷、ウイスキー工場、オートキャンプ場、そして、テレビ放映されました岡野ファームなど、新しい飲食店が増えています。一つ一つはよくても、地域の魅力につながっていない。それは各施設の連携が取れていないことであり、この連携は行政が介入していかなければできないと思います。この連携が取れるような仕組みを早急につくっていただき、観光地として確立してもらいたいと思います。  ここで市長にお伺いしますが、市長のフラワーパーク、また、この周辺観光の在り方について、どのような思いを持っているのかお聞きしまして、質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。 461 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 462 ◯市長(谷島洋司君) フラワーパークを核として、地域の連携について及び周辺観光の在り方についてご答弁申し上げます。  担当部長からも答弁がありましたとおり、渋滞対策や進入路の確保、また、議員がご提案されました連携など、フラワーパーク周辺観光についてはやらなければならない課題が多くあることは承知しております。  フラワーパーク周辺には、ウイスキー工場やゆりの郷、地域特産品を使用した新しい飲食店など、そのほかにも自然や歴史、一つ一つはすばらしいものがたくさんあります。これらの様々な資源を相乗し、向上させるためには、民間業者や観光施設の連携を密にすることで地域の魅力が大きくアップすると思われます。そのため、各施設等や民間事業者など関係機関と連携が図れるような仕組みづくりを行政として取り組んでまいりたいと考えております。 463 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 464 ◯15番(関口忠男君) どうぞ市長、よろしくお願いします。終わります。 465 ◯議長(菱沼和幸君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月7日定刻10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでした。                   午後 5時09分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...